川内原発の一時停止を鹿児島県知事が再要請
k10010673491_201609071216_201609071216.mp4
去年、再稼働した川内原子力発電所を一時停止して、安全性を再点検するよう要請した鹿児島県の三反園知事は、九州電力がただちに一時停止はしないと回答したことを受けて、7日、九州電力の本店がある福岡市に出向き、原発の一時停止を重ねて要請しました。
鹿児島県の三反園知事は、熊本地震のあと住民の不安が高まっているとして先月、九州電力の瓜生道明社長に、川内原発を一時停止して安全性を再点検することなどを要請しましたが、九州電力は5日、ただちには停止せず、来月から原発を止めて行う定期検査の期間中に、10項目の機能や設備の検査を加え、特別点検として実施すると回答しました。
これを受けて三反園知事は7日、九州電力の本店がある福岡市に出向き、瓜生社長に「住民の安全を守るため、できるだけ早く原発を停止し、安全性を検証するよう英断をお願いします」と述べ、川内原発を一時停止し、安全性を再点検するよう重ねて要請しました。
また、原発周辺の中山間地などで、避難するための道路が狭いといった不安や、高齢者などの避難のための車両が不足しているなどの不安の声に対応するよう求めました。
これに対し、瓜生社長は、「県民の皆さんの不安のさらなる低減に向け、原発の安全性、信頼性向上のための対策を真摯(しんし)に検討していきたい」と答えました。
九州電力は、原発の一時停止には応じない方針を決めており、知事の再要請に対し、どこまで対応するのか注目されます。
これを受けて三反園知事は7日、九州電力の本店がある福岡市に出向き、瓜生社長に「住民の安全を守るため、できるだけ早く原発を停止し、安全性を検証するよう英断をお願いします」と述べ、川内原発を一時停止し、安全性を再点検するよう重ねて要請しました。
また、原発周辺の中山間地などで、避難するための道路が狭いといった不安や、高齢者などの避難のための車両が不足しているなどの不安の声に対応するよう求めました。
これに対し、瓜生社長は、「県民の皆さんの不安のさらなる低減に向け、原発の安全性、信頼性向上のための対策を真摯(しんし)に検討していきたい」と答えました。
九州電力は、原発の一時停止には応じない方針を決めており、知事の再要請に対し、どこまで対応するのか注目されます。
三反園知事「安全を守る立場を最優先」
要請のあと、鹿児島県の三反園知事は記者団に対し、「県のトップ、知事として原発の周辺の住民の不安を解消し、安全を守る立場を最優先した。定期検査も迫っているので、できるだけ早くという思いで要請した」と述べました。
そのうえで、「回答の内容を見て、今後、どうするか判断したい」と述べ、回答の内容によって今後の対応を検討していく考えを示しました。
そのうえで、「回答の内容を見て、今後、どうするか判断したい」と述べ、回答の内容によって今後の対応を検討していく考えを示しました。
九電社長「特別点検を徹底したい」
再要請を受けて、九州電力の瓜生道明社長は記者団に対し、「私どもは、原発への住民の不安を軽減できるよう特別点検を徹底的に行いたいという思いだ。これ以上の回答はご勘弁いただきたい」と述べました。