仕事を終え、いつもの様に20時近くに帰宅すると息子がゲームで遊んでいた。
よくある光景だが宿題をやった形跡がない。しばらく様子を見ていたが一向に始める気配が無いので
宿題は終わっているのか??終わってないなら早く始めろ!!
と息子を一喝した。
今どき、学校の宿題は課題ではなく自主学習という体で子供が自分の裁量で学習内容を決めるらしい。
勿論、質と量は評価の基準になる。
息子は嫌々と自主学習を始めると10分も経たない内に終わったと報告きた。
その余りにお粗末な学習内容に怒りを感じると共に僕はあるゲームでの体験を思い出していた。
ドラクエ2の最強武器の一角「いなづまのけん」だ。
ロンダルキアの洞窟の奥底に眠るこの最強の剣はクリアには必要のないアイテムである。
しかし、この武器の有り無しで主人公たちの攻撃力は大きく変わる。
取るのが面倒でも、あった方が絶対に良いのだ。
僕はいなづまのけんを取らずに洞窟を抜け、後にべリアルに敗れた苦い経験が蘇る。
。
息子に自主学習の質の低さ、量の少なさを指摘してやり直しさせる。
ゲームの世界でも絶対に必要なアイテムは比較的簡単に取る事が出来る。
しかし、取ったら有利になるアイテムはなかなか取れない様になっているものだ。
今日の勉強が後の息子を有利にしてくれるだろう。