世界で初めて顔を移植のフランス人女性が死亡
犬にかまれて顔に大けがをして、11年前、世界で初めて顔の一部を移植する手術を受けたフランス人の女性が死亡していたことがわかりました。
フランスの新聞などが6日伝えたところによりますと、世界で初めて顔の一部の移植手術を受けたフランス人女性のイザベル・ディノワールさんさんが、ことし4月に死亡していたことがわかりました。49歳でした。
ディノワールさんは飼い犬に顔をかまれて鼻や口、それにあごの一部を失う大けがをして、通常の外科手術では回復が見込めないと診断されたことから、2005年にフランスの病院で脳死状態になった女性から顔の皮膚や筋肉などの移植を受けました。
当時、顔面の移植手術は強い拒絶反応が出るため難しいとされていましたが、ディノワールさんの手術が成功して以降、中国やアメリカなどこれまでに世界で30人以上の患者が手術を受けています。
ディノワールさんは手術後、移植した組織の拒絶反応を抑えるために治療を続けていたということで、フランスの新聞「フィガロ」は、拒絶反応を抑える治療の影響でがんが進行して死亡した可能性があると伝えています。
また、治療にあたってきた病院は、ディノワールさんが死亡したことについて、遺族の心情に配慮して公表を控えてきたということですが、「フィガロ」が報じたことを受けて発表したということです。
ディノワールさんは飼い犬に顔をかまれて鼻や口、それにあごの一部を失う大けがをして、通常の外科手術では回復が見込めないと診断されたことから、2005年にフランスの病院で脳死状態になった女性から顔の皮膚や筋肉などの移植を受けました。
当時、顔面の移植手術は強い拒絶反応が出るため難しいとされていましたが、ディノワールさんの手術が成功して以降、中国やアメリカなどこれまでに世界で30人以上の患者が手術を受けています。
ディノワールさんは手術後、移植した組織の拒絶反応を抑えるために治療を続けていたということで、フランスの新聞「フィガロ」は、拒絶反応を抑える治療の影響でがんが進行して死亡した可能性があると伝えています。
また、治療にあたってきた病院は、ディノワールさんが死亡したことについて、遺族の心情に配慮して公表を控えてきたということですが、「フィガロ」が報じたことを受けて発表したということです。