北海道 4つの台風で雨量1か月分の4倍超

北海道 4つの台風で雨量1か月分の4倍超
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4つの台風が接近・上陸した先月16日から31日までのおよそ2週間に降った雨の量は、北海道の多いところで850ミリを超え、平年の8月1か月分の4倍を上回るなど、北日本の各地で記録的な大雨となったことが気象庁のまとめでわかりました。
気象庁によりますと、先月は4つの台風が北日本や東日本に接近・上陸し、このうち北海道には台風7号と11号、それに9号の3つの台風が相次いで上陸したほか、先月30日には台風10号が統計を取り始めてから初めて、東北地方の太平洋側に上陸しました。
この影響で先月16日から31日までのおよそ2週間に降った雨の量は、北海道では上士幌町のぬかびらで858ミリと、平年の8月1か月分の4.3倍に達したほか、新得町で平年の8月1か月分の3倍にあたる599ミリに達しました。
また、東北では福島市の鷲倉で平年の8か月1か月分の2.3倍にあたる777.5ミリ、岩手県岩泉町で平年の8月1か月分の3.2倍にあたる496ミリに達するなど、北日本の各地で記録的な大雨となりました。
気象庁は「台風が相次いで上陸したうえに、前線や湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続いたこともあり、記録的な大雨となった。特に大きな被害が出た、東北や北海道の被災地では今後、少しの雨でも被害が出るおそれがあり、十分注意してほしい」と話しています。