産経ニュース

【中国杭州G20】南シナ海問題がアダに 習近平氏、政治分野に踏み込めず 議題を経済に絞って会合を矮小化

ニュース 国際

記事詳細

更新

【中国杭州G20】
南シナ海問題がアダに 習近平氏、政治分野に踏み込めず 議題を経済に絞って会合を矮小化

G20首脳会合の閉幕後、記者団を前に演説し引き揚げる中国の習近平国家主席=5日、中国・杭州(共同) G20首脳会合の閉幕後、記者団を前に演説し引き揚げる中国の習近平国家主席=5日、中国・杭州(共同)

 【杭州=河崎真澄】中国の習近平国家主席が初めて議長を務めた20カ国・地域(G20)首脳会議。採択された「首脳宣言」は、自国を優先する保護主義への反対や、中国が直面している鉄鋼の過剰生産解消などを盛り込んだが、総花的で具体性や実効性の乏しさは否めない。習氏がG20の議論で指導力を発揮できたと国際社会が評価するか、疑問符が付く結果となった。

 閉幕後の記者会見で習氏は、「G20は世界経済の持続的な成長の維持で認識が一致した」などと述べたが、その表情はさえず、記者の質問も受け付けずに立ち去った。

 G20に合わせての米中首脳会談では、地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」批准を共同発表するなど、歩み寄りやすい分野では一定の成果もあった。だが、G20では経済成長促進で「すべての政策手段を総合的に活用する」などと表現。各国の異なる意見を積極的に調整する役割を果たさなかったことを示した。

 一方、中国にとって成功だったのは、仲裁裁判所で7月、中国の主張が全面否定された南シナ海問題がG20でヤリ玉に挙げられ、習氏のメンツがつぶされる事態だけは防いだことだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 南シナ海問題がアダに 習近平氏、政治分野に踏み込めず 議題を経済に絞って会合を矮小化

関連ニュース

【中国杭州G20】習氏の“原稿棒読み”明らかに? ネット上で話題 当局は書き込みや動画を次々削除

「ニュース」のランキング