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サムスンSDI株が急落 スマホ出火問題で電池調達中断と報道

2016/9/5 20:22
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 【ソウル=小倉健太郎】リチウムイオン電池世界最大手である韓国サムスンSDIの株価が5日の韓国市場で急落した。前営業日の取引終了後にサムスン電子がスマートフォン(スマホ)の最新製品「ギャラクシーノート7」で販売済みのほぼ全量に当たる250万台を回収すると発表。5日にはノート7ではSDI製の電池調達を中断すると報じられた。

 サムスンSDI株は5日、一時は前営業日終値比6.5%安の10万1500ウォンまで売られた。8月23日につけた直近の高値より2割近く低い。

 ノート7は8月19日の発売後、約2週間で出火などのトラブル35件がサムスン電子に報告されていた。同社は2社から調達する電池のうち1社分で製造工程に問題があったと発表。業界関係者はサムスンSDI製の電池にトラブルがあったとみていた。

 SDI製の使用中断は韓国経済新聞など複数のメディアが伝えた。従来は7割をSDI、3割をTDK子会社の香港アンプレックステクノロジーから購入していたという。

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