台風の風速は40年前に比べ15%増 米大学が分析
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日本を含む東アジアや東南アジアを襲った台風のピーク時の風速が、およそ40年前に比べ15%も増しているという研究成果をアメリカの大学の研究チームがまとめ、イギリスの科学雑誌で発表しました。
これはアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームがイギリスの科学雑誌「ネイチャー ジオサイエンス」の電子版で5日に発表したものです。
研究チームが日本の気象庁とJTWC=アメリカ軍の合同台風警報センターのデータを基に、1977年から2013年までに発生した台風を分析したところ、日本を含む東アジアと東南アジアを襲った台風のピーク時の風速は、37年間で場所によって12%から15%増していることがわかったということです。
また、アメリカ国内で使われているハリケーンの強さを表す基準を当てはめると、最も強い「カテゴリー5」と「カテゴリー4」の台風の数が4倍近くに増えたこともわかったということです。
研究チームは海岸近くの水温が上昇した結果、上陸する台風の勢力は強くなっていると指摘していて、「温室効果ガスの増加が予測される中、台風は今後、さらに勢力が強くなることが見込まれる」としています。
研究チームが日本の気象庁とJTWC=アメリカ軍の合同台風警報センターのデータを基に、1977年から2013年までに発生した台風を分析したところ、日本を含む東アジアと東南アジアを襲った台風のピーク時の風速は、37年間で場所によって12%から15%増していることがわかったということです。
また、アメリカ国内で使われているハリケーンの強さを表す基準を当てはめると、最も強い「カテゴリー5」と「カテゴリー4」の台風の数が4倍近くに増えたこともわかったということです。
研究チームは海岸近くの水温が上昇した結果、上陸する台風の勢力は強くなっていると指摘していて、「温室効果ガスの増加が予測される中、台風は今後、さらに勢力が強くなることが見込まれる」としています。