2016年9月6日18時03分
東京電力福島第一原発事故で放射性物質に汚染された森林の除染について、環境省、復興庁、農林水産省の作業チームは6日、福島県川俣町、広野町、川内村、葛尾村の4カ所をモデル地区に選び、実証事業をすることを決めた。
対象面積は計約58ヘクタール、うち森林は約42ヘクタール。年度内にさらに6カ所程度を選ぶ。人が立ち入ることの多い里山の森林や歩道で放射性物質を除染したり、放射線量マップをつくったりする。3年を目安に事業を進め、効果を検証してモデル地区以外も除染するかどうかを検討する。
住宅地や道路の除染を優先させてきたが、森林の除染は対象範囲の具体化が遅れていた。今回、森林近くの公営住宅や保育園、2018年夏に一部営業再開を目指すサッカー練習施設Jヴィレッジに続く道路なども実証事業の対象にした。除染することで早期に使用できることを目指す。
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