出光興産 昭和シェル石油の株式取得時期を延期へ
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創業家との対立が続いている石油元売り大手の出光興産は、経営統合に向けてカギとなる昭和シェル石油の株式の取得について、公正取引委員会の審査が長引いているため、今月から来月以降に取得時期を延期する方針です。会社では来年4月以降としている統合時期は変更しないものの、統合の行方は不透明なままです。
出光興産は来年4月の経営統合に向けて、昭和シェル石油の株式を今月、取得する計画でした。
しかし、公正取引委員会が独占禁止法上、問題がないか行っている審査が、別の石油元売り会社の経営統合の審査もあり長引いていることから、出光興産は株式取得を来月以降に延期する方針です。
一方、来年4月としている昭和シェル石油との統合時期は変更しない見通しです。
この統合をめぐっては、出光興産の出光昭介名誉会長ら創業家が反対していて対抗策を講じています。出光興産としては経営統合に向けて昭和シェル石油の株式取得が欠かせないことから、引き続き創業家の説得にあたるとともに、創業家の対抗策をかわすため、取得する株式数を減らすことも検討することにしています。
ただ、出光昭介氏がトップを務め、出光の大株主でもある財団法人が統合への反対決議を行うなど、会社側と創業家の対立は一段と激しくなっており、統合の行方は依然、不透明なままです。
しかし、公正取引委員会が独占禁止法上、問題がないか行っている審査が、別の石油元売り会社の経営統合の審査もあり長引いていることから、出光興産は株式取得を来月以降に延期する方針です。
一方、来年4月としている昭和シェル石油との統合時期は変更しない見通しです。
この統合をめぐっては、出光興産の出光昭介名誉会長ら創業家が反対していて対抗策を講じています。出光興産としては経営統合に向けて昭和シェル石油の株式取得が欠かせないことから、引き続き創業家の説得にあたるとともに、創業家の対抗策をかわすため、取得する株式数を減らすことも検討することにしています。
ただ、出光昭介氏がトップを務め、出光の大株主でもある財団法人が統合への反対決議を行うなど、会社側と創業家の対立は一段と激しくなっており、統合の行方は依然、不透明なままです。