作家のイ・ヒョク氏 |
イ・ヒョク氏が最近『不良の自叙伝』(原題)という本を出版した。青春のもがきを感覚的に表現したかったからだ。イ氏は「初版を出した後、私の文章が村上春樹の名前で広まっていることを知って驚いた。それで最後のページに急いで『私は春樹ではない』という文面を書き入れた」と話した。今回の本にはイ氏が10代からブログに書き綴ってきたものが集められている。友情、愛、未来など、青春時代に誰もが関心を持つような主題だ。
自身を「不良」と表現するイ氏は、大企業で働く父親について小学校はスイス、中・高校時代は英国と米国で過ごした。「不良という言葉は否定的に使われるが、私が見るときには純粋な、“そのまま(raw)”を追求する感性的な人です」。
イ氏はファッションデザインや建築、作曲などを学び、その時々に感じた感情をオンラインに書き続けた。本の横には1という数字が書かれてある。「最初のプロジェクトは本だが、二番目は映画やインテリアで自分を表現したい」とした。
そのため彼は間もなく米国ニューヨークの映画学校に留学に行く。イ氏は「いつか自由な感受性を持つ子供たちを育てる学校を作りたい」と話した。