2016-09-07

アニメ世界でも苦しんでいる人間がいるのかもしれない

最近ウェブ上での全話放送で『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』を見た。

素晴らしいアニメだった。

主人公たちは決して大きなものに媚びないし、静かで優しいのが好きだ。

名作『西部戦線異状なし』のような雰囲気すら感じる。

新宿美男美女体制に乗っかりながら恋愛をする模様をギラギラ絵で見せられる某アニメ映画とは大違いである。

自分医者がどうにもならないかもしれないと言うほど深く醜いニキビ跡が大量についた皮膚やら汚い容姿をどうにかできると信じて貯めているカネの一部をブルーレイ購入費用に充てたいとまで考えている。

モデルになったスペインクエンカにも行きたくなるほどである

ただ、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の世界の中にも描かれていないが酷い目にあっている人間がいるのかもしれないと考えると苦しくなるものだ。

主人公可愛い女の子から世界が美しく楽しく儚く見えるのかもしれないのだ。

自分にとってこの世界は苦しい場所なのかもしれない。

ドロドロな皮膚やら酷いくせ毛や大きな顔やらの汚い姿で這うように歩く場所である

楽々と慶応大学に受かった見てくれの良いハルカちゃんにとってみたら輝く世界なのだ

現実世界と同じように決して『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の世界自分を受け入れてくれるのではないと考えると苦々しく思う。

ソラノヲトブルーレイ購入やクエンカの旅行を考えるのと同時に整形代を貯める。

持病でできるかも分からず、意味があるのかも良く分からないが現実世界がいつか楽しく見えると信じて整形代金を貯めている。

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