印刷通販大手のグラフィックは、7月19日に発表した不正アクセスによる個人情報流出事案について(関連記事)、流出した個人情報にクレジットカード情報も含まれていることを発表しました。
グラフィックは7月の発表時点で「弊社はクレジットカード情報を預かっていないため、カード情報の流出はない」としていました。しかし調査を進めた結果、顧客データベースに利用客のクレジットカード情報が保管され、不正アクセスによってその一部が流出していたことが判明したそうです。
これまで流出が確認できた情報の数は395件で、クレジットカード番号・セキュリティコード・有効期限の他、グラフィックの会員IDも流出の疑いがあるとのこと。個別の情報の特定はできていないものの、2010年7月21日から2016年7月23日までにクレジットカード決済サービスを利用した全ての利用客情報に流出の可能性があるとしています。
グラフィックは「お客様をはじめご関係者の皆様には、先般の発表内容に加えて、更なるご迷惑とご不安をお掛けしますこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。既に関係官庁やクレジットカード会社、警察への報告は済ませており、流出の可能性がある全ての利用客に対し個別のおわびをするとともにおわびの品として500円分のQUOカードを発送するとしています。
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