2016-09-06

田舎に憧れる都会の方へ

私は田舎出身ですが、田舎が嫌いで高校時代からすでに都会に出ることを夢見てきました。田舎といえば、いろいろなしきたりがあったり、江戸時代から続く村の行事に参加させられたり、そのための準備をさせられたり、米の収穫時期になれば村の男は総出で手伝わされたり(こういう行事女性が手伝いに行くと嫌がられます)、親戚や昔から知っている人には温かく接するのに引っ越してきた新参者には冷たかったり。

高校県内の開けた地域の方に行っていたため、こういった縛りのない新興住宅地出身友達が羨ましかったです。休日にみんなで都会の方に遊びに行くことになっても農作業のために行けなかったり、平日持参する弁当食材が家で作っている野菜や米であることに珍しがられたりして、思春期ながら変な気持ちでした。

高校予備校で高度な勉強をしていると、特に風習という合理的でない行事に強く反発するようになっていました。それがあって「大学絶対都会に出て一人暮らしをするぞ!」と勢いこんでいたのですが、いろいろとあって実際に都会に一人暮らしをするようになったのは高校を出て5年も経ってからのことでした。

予定より5年以上も遅れての憧れの都会での一人暮らしはそれはもう快適でした。余計な行事に参加させられる必要はないし、不意の来客(親戚や近所の人)もないし、何かを決める際も家族許可はいらないし!!それまで抑えられてきた自分が開花した感じでした!そして現在に至ります現在も考えは変わっていません。田舎に戻りたいとは全く思いません。

特に東京はすべての中心です。生活仕事必要もので溢れています仕事で有名になりたいならば、地方だと地元で売れた後、東京でも売れないといけません。最初から東京にいれば一度で済みます

都会の方で田舎が良かったと絶賛される方がいらっしゃいますが、本当に分かっておられるのでしょうか?旅行のように田舎の表面的な良さしかまだ感じられていないのではないでしょうか??田舎に住むのでしたら、旅行者気分であってはいけないのです。

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