【フィギュア】羽生、来季のプログラム一新を名言…負傷は靱帯損傷だった

2016年4月5日6時0分  スポーツ報知

 【ボストン(米国・マサチューセッツ州)3日=高木恵】フィギュアスケートの世界選手権で2位に終わった羽生結弦(21)=ANA=が痛めていた左足甲が、靱帯損傷だったことが分かった。エキシビションの前に取材に応じた羽生は、今季フリープログラム後半に入れた4回転トウループによる消耗を要因の一つに挙げた。

 左足甲は年明けに悪化し、一時は踏み切りの際に左足つま先で氷を蹴るトウループを跳べなくなるほど悪化していた。体力を奪われた後半に跳ぶ4回転は負担も大きく「前半なら筋肉を使って跳べていたが、(後半に跳ぶことで)骨格や靱帯や腱(けん)に衝撃がいくようになってきた。原因は練習の仕方にあったと思う」と分析。今大会は後半のトウループをサルコーに変えていた。

 今後は拠点を置くカナダのトロントで治療を受ける。「毎日毎日全力でやるだけじゃだめ」と負担減を目指し、練習方法を見直す。来季はショート、フリーともにプログラムの一新を明言。「世界記録を持っている人間として、新しい扉を開けるような存在になりたい」。この日の練習では4回転ループを3度着氷しただけでなく、4回転ルッツにも挑戦。まずは体調を整え、来季へ動き出す。

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