09月06日 19時31分
ことし7月、名古屋市中区のマンションで、神戸山口組系の暴力団員が拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は現場から走り去った盗難車を運転していた疑いで、すでに逮捕している山口組系の暴力団員など3人が事件に関わったとして殺人の疑いで逮捕状を取り、近く、逮捕する方針です。
ことし7月、名古屋市中区新栄のマンションの部屋で神戸山口組系の暴力団員、斉木竜生組員(64)が2人組の男に至近距離から拳銃で撃たれて殺害されました。
警察の調べによりますと、現場から走り去った盗難車が2キロ余り離れた神社の駐車場で燃えているのが見つかり、警察はこの車を運転していたとして、8月、盗品等運搬の疑いで山口組系の47歳の暴力団員と44歳の元暴力団員の2人を逮捕し、発砲への関わりについて調べていました。
その結果、当時、斉木組員と一緒に部屋にいて覚醒剤を使用した罪などで有罪判決を受けた男や、ほかの関係者の証言などから、この部屋にいた別の男1人が2人を手引きをし、あわせて3人が事件に関わったとして、警察は殺人の疑いで3人の逮捕状を取り、近く、逮捕する方針です。
警察は山口組の分裂をめぐる対立抗争が事件の背景にあるかどうかや薬物などをめぐるトラブルがなかったか、詳しく調べることにしています。
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