09月06日 19時31分
女性に焦点を当てた国内で唯一の映画祭「あいち国際女性映画祭」が7日から始まるのを前に、6日、名古屋市で女性監督たちが作品に込めた思いを語りました。
「あいち国際女性映画祭」は国内で唯一、女性監督や女性に注目した映画を紹介する映画祭で、ことしは国内外の34本の作品が上映されます。
7日から上映が始まるのを前に、6日は名古屋市東区で開かれた合同会見に女性の映画監督6人が出席しました。
このうち、女優として出演したドイツ映画と自ら監督と脚本を担当し、主演もした映画の2つの作品が上映される桃井かおりさんは「女優の仕事をする中で、どうして映画の現場にこんなに女の人がいないのかと思っていました。女性監督を応援したいという思いで映画祭に参加します」と語りました。
また、パキスタンのアフィア・ナサニエル監督の作品「Daughter」は10歳の少女が敵対する部族の男性との結婚を強制される境遇から自由になるため、母親と逃げる姿を描いています。
ナサニエル監督は「自由を求める人権は性別に関係なく、どこの国でも大切だというメッセージを込めて作りました」と話していました。
「あいち国際女性映画祭」は9月11日まで名古屋市東区の「ウィルあいち」をメイン会場に半田市、弥富市、岡崎市でも上映会が開かれます。
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