山手線新駅は「和」イメージ…20年暫定開業
2020年春に暫定開業する品川新駅(仮称)の概要が明らかになった。JR東日本が6日発表した。折り紙をモチーフにしたという屈折した大屋根が特徴で、新国立競技場を設計した建築家の隈研吾さんがデザインした。周辺地区の開発も進めており、冨田哲郎社長は「新たなマチのシンボルとしたい」と話した。
同社によると、山手線では新駅設置は1971年の西日暮里駅以来となり、田町−品川駅間の旧JR品川車両基地跡を活用する。地上3階地下1階(総床面積約7600平方メートル)で、1階は山手、京浜東北線のホーム、2、3階は店舗となる。
新駅の外観は「和」をイメージしており、隈さんが得意とする木材をふんだんに取り入れた。屋根には東京ドームなどに使われている透過性の高い膜材を採用するなど、明るい空間を目指した。【高橋昌紀】