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【ゴルフ】

室田淳がド緊張で今季2勝目

2016年9月5日 紙面から

今季2勝目を挙げ、優勝カップを手に、小切手パネルを掲げる室田淳=矢板CCで(櫛谷和夫撮影)

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◇アルファクラブCUPシニア<最終日>

 ▽4日、栃木県矢板市、矢板CC(6768ヤード、パー72)▽曇り、気温27・6度、南南東2・3メートル▽賞金総額5300万円、優勝1000万円▽89選手(うちアマ29人)▽観衆1615人

 首位タイから発進した室田淳(61)=長寿の里=が5バーディー、1ボギーの68をマーク、通算14アンダーで今季2勝目、通算17勝目を挙げ、金井清一の持つシニアツアー最多勝利記録に並んだ。1打差の2位はシニアルーキーの鈴木亨(50)=ミズノ=で、3位には田村尚之(52)=ダイクレ=が入った。賞金ランキング首位の崎山武志(53)=アビバHD=は通算11アンダーで4位タイだった。

◆新人に負けるか

 14番までに5バーディーを奪い、順調にスコアを伸ばしてきた室田だったが、15番パー4を3打目のシャンクなどでボギーとし、通算14アンダーに後退。4連続を含む8バーディー(1ボギー)と猛追した鈴木に1打差に迫られた。残り3ホールをパーセーブして逃げ切り、「新人に簡単に勝たせるわけにはいかんと思ってやっていた。16番から18番までガチガチに緊張しちゃって、自分が新人みたいだったよ。意地だね」。“キング・オブ・シニア”の異名をとる室田が、胸をなでおろした。

 シニアツアーの最多勝利記録に並んだが「実感はないね」と淡々。むしろ、今大会前に992万円余りあった賞金ランキング首位の崎山との差を約180万円差に縮め、「崎山を少しドキドキさせたんじゃないかな」とニヤリ。今季残り8試合に向けて「3日間、4日間の試合が勝負だね。そこで頑張る。結果はどうあれ自分の力を出し切ることだね」と話した。昨年の賞金王は、今年もその座を譲る気はないようだ。 (櫛谷和夫)

 

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