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【大相撲】

白鵬、出場可否を8日にも決断へ 四股、すり足もできず「厳しい」

2016年9月6日 紙面から

稽古後に氷水で足を冷やす白鵬=東京都墨田区で(岸本隆撮影)

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 右足親指と左膝の負傷のため、秋場所の出場が危ぶまれている横綱白鵬(31)は5日、前日に続いて所属する東京都墨田区の宮城野部屋で稽古をした。しかし「(場所前のけがは)ちょっと厳しいね」と不安を口に。この日も四股、すり足は回避し、軽い運動で終えた。初日前日まで調整に励む意気込みだが、早ければ取組編成会議前日の8日にも決断を下す。

 白鵬から前向きなコメントはなかなか出てこなかった。稽古を再開して2日目。内容は前日と同じだった。「相変わらずですね。安静にするしかないのかな」。じれったさを隠せなかった。

 基本である四股、すり足、そんきょもできない状態。このままだと休場は避けられず「汗をかいてもっとぶつかりたいと、うずうずしてますけどね。(右足親指が)腫れてるから。階段も上れない」と苦笑いした。

 右足親指の骨折から始まり、左膝を負傷。その後に再び右足親指に痛みが出た。「ダブル、トリプルできちゃった。準備して臨めば、場所中のけがは何とかなるが、(場所前のけがは)ちょっと厳しいね」と本音を漏らした。

 出場するかの決断は早ければ8日に出すつもりだ。「できれば(取組編成会議)前日に、心をどっちかに寄せたい。実績があったとしても、中途半端な気持ちではいけないから」と節目を決めた。

 それをクリアできれば、初日前日まで調整に励む。5日から朝の稽古だけでなく夕方に自宅近くのジムに通っての2部練習を開始。「こうすれば2週間分」と話した。 (岸本隆)

 

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