(扇田)常子さん。
(常子)はい。
桑原印刷からお電話です。
はい。
・
(桑原)ああ小橋さん?差し替え原稿ってまだなの?原稿の差し替えってどういう事ですか?商品試験の原稿に重大な誤りがあったから人目に触れないように原稿を捨ててほしいって言ってきたのそっちじゃない?恐らく誰かの嫌がらせだと思います。
すみません。
(花山)しかたあるまい。
明日までに書き直す。
まだ頭に文面がある。
・
(大樹)動物園行けなくなったんだね。
ごめんね。
(大樹)お仕事ならしょうがないよ。
ありがとう。
青葉ちゃんに代わってもらってもいいかな?ちょっと待ってて。
青葉。
(青葉)やだ。
(星野)青葉。
・
(青葉)やだやだ!そんなのやだ!おばちゃまのうそつき!・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
花山は不眠不休で原稿を書き直し…
写真も全て準備し直しました
原稿はなんとか日曜日の午後に印刷所に届ける事ができ印刷所も最大限のスピードで作業を進める事を約束してくれました
よろしくお願いします。
はい。
ありがとうございます。
なんとか間に合いそうなんですが確認がとれましたらまたご連絡差し上げます。
はい失礼します。
(美子)とと姉ちゃん。
はい。
お客様。
玄関でお会いしたの。
星野さん。
ほら。
お忙しいところ突然申し訳ありません。
いえいえ。
今ちょうど一段落ついたところで。
そうですか。
はい。
あっじゃあ私はお先に。
どうもありがとうございました。
いえ。
ありがとう。
またね。
さようなら。
さようなら。
フフフ。
みんな一緒に来てくれたんだ。
うん。
ねえおばちゃま。
うん?昨日はわがまま言ってごめんなさい。
ううん。
わがままだなんて…。
悪いのはおばちゃまなんだから。
(大樹)おばちゃん。
うん?これおばちゃんのために持ってきました。
ありがとう。
何だと思う?えっ何だろう?お握りなの。
えっ!3人で一つずつ作ったんだ。
大きいのが私の。
あ〜ありがとう!おばちゃまねちょうど今ねおなかすいてたの。
(大樹)よかったな。
(青葉)うん!じゃあそろそろ帰ろうか。
はい。
本当にありがとうございました。
(星野)いえ。
(ドアが開く音)おやお客さんかい。
急にお邪魔してしまってすみません。
僕たちは…その…。
む…昔の知り合いといいますかゆ…友人です。
ごゆっくりどうぞ〜。
(青葉)フフフ!常子さん次回の企画案だ。
読んどいてくれ。
あっはい。
わあ〜!
(青葉)うわ〜!あぁ怖かった〜。
びっくりした〜。
ごめんね驚かせて。
今日の事はすみませんでした。
この埋め合わせは必ず。
もう気にしないで下さい。
常子さんにとって社員の皆さんは大事な家族なんですから優先するのは当然です。
お互いに無理をせず補い合いながら時間をつくっていきましょう。
はい。
では失礼します。
ありがとうございました。
さようなら!さようなら!さようなら。
よしじゃあ行こうか。
おばちゃままたね。
うんまたね。
フフフ。
気を付けてね。
花山さん。
たった今印刷所から連絡があり予定どおり発売日に間に合うそうです。
そうか。
はい。
問題解決です。
彼と交際しているのかい?あ…いや…。
まだそういう…はっきりした事はまだ…。
花山さん。
今私はこういう事にうつつを抜かしている場合ではないのは分かっているんですが…。
謝る事ではないよ。
ですが私は…新たな雑誌を一緒に作るとなった時花山さんに人生をかけて雑誌を作ると宣言しました。
それなのに…という思いが胸の中にあるのも事実です。
君も不器用な人間だね。
あの言葉が安易な気持ちから出たものだとは思っていない。
実際に常子さんは社長が社員の親であるという考えもよく体現してくれている。
だからあえて言うがねあの時の誓いに縛られる事はないんじゃないか?生まれたばかりのあの時とは違って今は曲がりなりにも自分の足で立てるようにはなった。
仕事も大切だが常子さんの人生なのだから後悔しないように生きるべきだよ。
ありがとうございます。
こうして電気釜の商品試験の記事が掲載された「あなたの暮し」最新号は発売されました。
発売直後より「電気釜を選ぶ際に参考になった」という感謝の言葉が読者から数多く寄せられました
・おい「あなたの暮し」はすごいな。
42万部だってよ。
商品試験も相変わらず手厳しいですね。
ここまで書かれたらアカバネもたまらんなあ。
評価Cはアカバネだけですよ。
ハハハ…でもこれ参考になるな。
実は僕もこれ参考にしてるんです。
そうなんだ。
へえ〜。
(青葉)とってもきれい。
(大樹)本物の花みたい。
大樹君と青葉ちゃんのお父さんは昔た〜くさんお花の絵を描いてたんだよ。
へえ〜。
昔っていつ?2人が生まれるずっと前だよ。
(大樹)お父さん。
もう一回描いてよ。
じゃあ…今度みんなで描きに行こうか。
うん。
約束だよ。
うん。
約束ね。
行こうね。
(2人)うん。
・「ぼうやは良い子だ」・「ねんねしな」・「ぼうやのおもりは」・「どこへいった」2人とももうぐっすりです。
ありがとうございました。
いえ。
まだ寝たくないって言ってたのにあっという間でした。
疲れたんでしょう。
2人とも久しぶりに常子さんと過ごせてはしゃいでましたから。
私も楽しかったです。
僕もです。
きれいな月だなあ。
本当ですね。
フフフ…。
どうかされました?思い出してしまって。
以前「月がきれいだ」と言った僕の言葉を鞠子さんが愛の告白だと勘違いした事が…。
フフフ。
ありましたねそんな事。
ええ。
でも僕はそれを聞いてすてきだと思いました。
だから本当は結婚をお願いしたあの時に月を見ながら「月がきれいですね」と常子さんに思いを伝えるつもりだったんです。
結局緊張してそんな気の利いた事言えませんでしたけどね。
そうだったんですね…あの日。
今…あの時と同じ気持ちです。
常子さん。
(赤羽根)村山。
(村山)はっ。
我が社の事について書いてある事を読んでみろ。
はい。
「特にアカバネは蓋やつまみが熱くなる事を明記しておらず使う人の立場を考えているとは言えません」。
以上です。
どういう事だ?
(酒井)決して手加減したつもりはないんですが。
どうだかなあ。
お前は昔から妹に似て優しいところがあるからな秀樹。
(酒井)だけどおじさん…。
会社では社長だ。
すみません。
社長。
こいつらは世直しでもしてるつもりか?思い上がりも甚だしい。
マスコミに持ち上げられて調子に乗り過ぎてしまったんだな。
だったらそのマスコミを敵に回せばいい。
何としてでも商品試験をやめさせろ。
手段は選ばん。
苦労してここまで大きくしたんだ。
こんな事で潰されてたまるか…。
生字幕放送でお伝えします2016/09/06(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(134)「常子、仕事と家庭の両立に悩む」[解][字][デ]
何とか原稿を間に合わせた常子(高畑充希)たちは、『あなたの暮し』を無事出版する。商品試験で最低点をつけられた赤羽根(古田新太)は、手段を選ぶなと部下に指示し…。
詳細情報
番組内容
不眠不休で何とか原稿を間に合わせた常子(高畑充希)たち。約束を果たせなかったと悔やむ常子のもとを星野(坂口健太郎)たちが差し入れの弁当を持って訪ねてくる。わがまま言ってごめんなさいと謝る星野の娘・青葉(白鳥玉季)にこちらこそと謝る常子。こうして、電気釜が特集された『あなたの暮し』は無事発売され、上々の売れ行きとなる。商品試験で最低点をつけられた赤羽根(古田新太)は、手段を選ぶなと部下に指示する…。
出演者
【出演】高畑充希,杉咲花,坂口健太郎,石丸幹二,野間口徹,矢野聖人,伊藤淳史,古田新太,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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