難民など乗せた船転覆相次ぐ 3日間で1万人超救助
地中海で、中東やアフリカなどからの難民や移民が乗った船の転覆が相次いでいて、イタリア当局が救助した人は、30日までの3日間だけで1万人を超えました。
今の時期の地中海は天候が比較的穏やかで南風も吹くため、中東やアフリカなどから船でヨーロッパを目指す難民や移民が特に増えるとされています。
しかし、これらの船は造りが粗末で、定員を大幅に上回る数の人が乗っていることが多く、目的地に着く前に海上で転覆するケースが相次いでいて、イタリア当局が救助した人は30日までの3日間だけで1万人を超えました。
一方、IOM=国際移住機関が30日に明らかにしたところによりますと、ことし6月までの1年半の間に、地中海を船で渡ろうとして死亡したか行方不明になった難民や移民は6600人余りに上っているということです。
気象条件がよい夏のうちに、ヨーロッパを目指そうという難民や移民の動きは続くとみられていて、遭難する人がさらに増えることが懸念されます。
しかし、これらの船は造りが粗末で、定員を大幅に上回る数の人が乗っていることが多く、目的地に着く前に海上で転覆するケースが相次いでいて、イタリア当局が救助した人は30日までの3日間だけで1万人を超えました。
一方、IOM=国際移住機関が30日に明らかにしたところによりますと、ことし6月までの1年半の間に、地中海を船で渡ろうとして死亡したか行方不明になった難民や移民は6600人余りに上っているということです。
気象条件がよい夏のうちに、ヨーロッパを目指そうという難民や移民の動きは続くとみられていて、遭難する人がさらに増えることが懸念されます。