IS スポークスマン役の男がシリアで死亡と発表

IS スポークスマン役の男がシリアで死亡と発表
過激派組織IS=イスラミックステートは、組織のスポークスマン役を務め、ヨーロッパなどでのテロ活動を指揮していたとも言われる最高幹部の男が、シリア北部での軍事作戦中に死亡したと発表しました。
過激派組織ISは30日、インターネット上に声明を出し、組織のスポークスマン役を務めるアドナニ容疑者が、シリア北部のアレッポ県で軍事作戦を監督していた際に死亡したと発表しました。声明では、アドナニ容疑者がいつ、どのようにして死亡したかは触れていません。
シリア出身のアドナニ容疑者は、イラク戦争後、ISの前身組織である「イラクのアルカイダ」に加わった古参のメンバーで、指導者のバグダディ容疑者の側近と言われています。
おととし6月にイラクとシリアにまたがる「イスラム国家」の樹立を宣言した音声による声明を出したあとも、たびたび声明を出して、イスラム教徒に対しテロを呼びかけるなどしてきました。
また最近はヨーロッパなどでのテロ活動を指揮していたとも言われ、アメリカ政府は去年5月、500万ドル(およそ5億円)の懸賞金をかけて行方を追っていました。
ISはこれまでアメリカ軍などの空爆で多くの幹部を失い、少しずつ弱体化していると見られていて、最高幹部の1人であるアドナニ容疑者の死亡は、ISにとってはさらなる打撃になると見られます。