先月の消費者動向 「消費者心理に足踏み」の判断据え置き
内閣府が公表した先月の消費動向調査によりますと、消費者の買い物への意欲などを示す指数は前の月を2か月ぶりに上回ったものの、ここ数か月の間、指数が上昇と下降を繰り返しているため、基調判断を据え置きました。
内閣府は、全国の8400世帯を対象に、向こう半年間の暮らし向きや収入の増え方などを聞いて、買い物への意欲などを毎月調査し、消費者態度指数として発表しています。
それによりますと、先月の指数は、1人暮らしを除いた世帯で42.0となり、前の月より0.7ポイント上昇しました。指数が前の月を上回るのは2か月ぶりです。
これについて、内閣府は、雇用環境が改善しているためではないかと見ています。
ただ、指数はここ数か月の間、上昇と下降を繰り返していて傾向に変化は見られないとして、「消費者心理に足踏みが見られる」とした基調判断を据え置きました。
内閣府は「先月、新たな経済対策が閣議決定されたことが、消費者態度指数の上昇に影響を与えた可能性があり、今後も持続していくのか注視したい」と話しています。
一方、1年後の物価の見通しについての調査では、「上昇する」と答えた世帯は70.5%と高い水準が続いているものの、前の月を1.7ポイント下回りました。
それによりますと、先月の指数は、1人暮らしを除いた世帯で42.0となり、前の月より0.7ポイント上昇しました。指数が前の月を上回るのは2か月ぶりです。
これについて、内閣府は、雇用環境が改善しているためではないかと見ています。
ただ、指数はここ数か月の間、上昇と下降を繰り返していて傾向に変化は見られないとして、「消費者心理に足踏みが見られる」とした基調判断を据え置きました。
内閣府は「先月、新たな経済対策が閣議決定されたことが、消費者態度指数の上昇に影響を与えた可能性があり、今後も持続していくのか注視したい」と話しています。
一方、1年後の物価の見通しについての調査では、「上昇する」と答えた世帯は70.5%と高い水準が続いているものの、前の月を1.7ポイント下回りました。