ユニクロ シンガポールに旗艦店オープン 出店加速へ

ユニクロ シンガポールに旗艦店オープン 出店加速へ
大手衣料品チェーンのユニクロを展開するファーストリテイリングは、東南アジア最大級の店舗をシンガポールにオープンさせ、経済成長が続く、この地域への出店をさらに加速させていくことにしています。
シンガポールに新たにオープンしたのは、ユニクロが自社のブランドを広める拠点と位置づける「グローバル旗艦店」と呼ばれる店舗です。売り場面積はおよそ2700平方メートルと東南アジア最大級で、品ぞろえは東京の銀座店とほぼ同じ500種類に上ります。
開店前からおよそ2000人が行列を作り、このうち、ユニクロのほかの店をよく利用するという20代の女性は新しい店舗を見て、「あまりに大きな店で驚いています。ほかの店にはない商品があり、うれしいです」と話していました。
ユニクロは、東南アジアではタイやインドネシアなど5か国で120店余りを運営していますが、グローバル旗艦店を開くのは初めてです。
オープンに先立ち、記者会見したファーストリテイリングの柳井正会長は「今後5年から10年ほどの間で、東南アジアでの売り上げを現在の3倍に増やしていきたい」と述べ、経済成長が続く、この地域への出店をさらに加速させていく考えを示しました。