廃棄物処分場で育つ 国蝶「オオムラサキ」の幼虫を清瀬市へ
(2012年4月23日)
日の出町の廃棄物処分場で生まれ育った国蝶(チョウ)「オオムラサキ」の幼虫が、雑木林の再生を進める清瀬市に譲渡されることになり、きょう式典が開かれました。
日の出町の谷戸沢処分場は1984年から14年間、多摩地域の不燃ごみや可燃ごみの焼却灰を埋め立てていた処分場です。埋め立て終了後は自然の修復が進められていて、3年前には国のチョウ・オオムラサキの成虫が確認されました。処分場を管理する東京たま広域資源循環組合は、準絶滅危惧種の国蝶「オオムラサキ」を自然回復のシンボルと位置付け、幼虫の保護などに取り組んでいます。今回は雑木林の再生を進める清瀬市から要望を受け、オオムラサキの幼虫を譲渡しました。式典で清瀬市の渋谷市長は「市民全員がオオムラサキを楽しみにしていて、清瀬の緑の魅力をさらに増していきたい」と話しました。
清瀬市では今後、幼虫の羽化の観察会などを予定していて、オオムラサキが飛ぶ雑木林の復活を目指すということです。