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三重県周辺の海図集めた展示会
09月06日 09時50分
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海の深さや海底の地形などを地図に示した海図について知ってもらおうと、三重県周辺の海図を集めた展示会が、桑名市で開かれています。
第4管区海上保安本部などが開いた展示会には江戸時代から現代までの海図のほか、測量機器など約30点が展示されています。
三重県内の海図としては最も古い幕末に作られた現在の南伊勢町の五ヶ所湾の海図は、入り組んだ海岸線や水深が描かれていて、一緒に展示されている現在の海図と比べると、その正確さが分かります。
現在の紀伊半島沖の海図は、巨大地震を起こす可能性がある南海トラフの深い溝が立体的に見えるよう展示され、三重県から近いことが一目で分かります。
このほか、伊勢志摩サミットの首脳会議の警備のため、開催された賢島周辺を測量して制作した最新の海図も展示されています。
展示会を開いた第4管区海上保安本部海洋情報部管理課の松村治寿課長は「実際には見えない海の深さなどが一目で分かるので、身近な海を思い出しながら見てほしい」と話していました。
展示会は桑名市の長島輪中図書館で9月18日まで開かれています。
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