ニュース詳細
災害時アスベスト飛散備え訓練
09月06日 09時50分
3005007281_20160905191935.mp4
発がん性があるアスベストについて、巨大地震が起きれば倒壊した古い建物から飛散するおそれがあるとして、測定する手順や安全性を確認する訓練が、初めて愛知県豊川市で行われました。
アスベストは、現在、建材としての使用が禁止されていますが、禁止になる前の古い建物がまだ多く、巨大地震が起きれば、倒壊した家屋から飛散し、住民らが吸い込むおそれがあります。
このため、愛知県は専門の業者と連携して、測定の手順を確認する訓練を初めて行いました。
県から連絡を受けた測定業者の担当者2人は、豊川市内の大気の測定所に到着すると専用のマスクの着用を確認した上で、足場を組み、その上にアスベストを吸い込む特殊なフィルターを据え付け安全性に問題がないか確かめていました。
仮に高い数値が出た場合、県は住民に防じん用のマスクの着用を呼びかけたり外出を控えるよう注意を促したりする方針です。
愛知県環境活動推進課の平野淳一主幹は「今後はアスベストだけではなく、ほかの有害物質についても同じような訓練を実施したい」と話していました。
東海のニュース
新着ニュース