私はとくに監督のファンではないのですが、なんか話題になってて色彩がきれいで私が好きな夏っぽくて面白そうだったので行ってきました!
結論から言うと思った以上に面白かったです!
でもかなりスピリチュアルなところを攻めていて、好みが分かれるんじゃないかと思った。
インターネットで感想とかもいろいろ見たけど、やっぱり監督のファンによるこれまでの作品との比較や男性的な分析が多いね。
よくわかんなかった!←
でも私、この映画は女の子にこそおすすめしたいなー!
とくに、
- 占いとかパワーストーンにちょっぴりときめいちゃうタイプとか、
- ハンドメイドの綺麗な小物(特に海とか宇宙系の)が好きな子とか、
- わりと繊細な子とか、
- ざっくり言うと占いで言う3月生まれみたいな性格の子とか、
そういうタイプに観て欲しい!
私、わりと青春の恋愛ものってあざとさを感じて苦手なんだけど、二次元になるとなんか許せちゃうんだよね。
しかも「君の名は。」ってただの恋愛青春ものじゃなくて、絆(作中では「結」とよばれている)とか都会と田舎の対比とか、テーマ性が見えるし。
感想いってみよう
こんなん言ったらアレかもしれないんだけど、
正直、他人事と思えなかった。
というのも、人と中身が入れ替わったりこそしてないけど、不思議な夢を見て、その夢だけを頼りに現地まで行ってしまったっていう体験、私もあるんだよね。
- 何に突き動かされてるのかよくわからない焦りと人に説明できない確信
- 調べだしたら、追い求めだしたら止められない必死さ
- めちゃくちゃ必死なくせに、なんでそんなに必死なのか自分でもわからないかんじ
- 見えないものを追っていても、現実に生きている以上どうしても忘れてしまうもどかしさ
- 自分にしかわからないキーワード
- 必死すぎてナチュラルに遠回りな選択に走るところ
そしてあんなに必死だったのに、過ぎるとなぜかぼんやりとしか思い出せない。
私も今戻っておじいちゃんの墓にたどり着けるだけの記憶が残っているか、正直少し不安だったりする。
とにかくものすごく共感してしまった。
この作品に対するネット上の批判ってかなり論理的なものが多いんだけど、そりゃそうなるよねってかんじ。
人前でオカルト話なんかしたら引かれるじゃん?
今作はフィクション・ファンタジーとはいえそれを堂々と生々しく映画にしてしまったかんじ。
そこに恥ずかしいぐらいの胸キュンな虚構も混ぜてあるので、現実と虚構があいまいになってる。
作中でも主人公達はめちゃくちゃ必死で、周りのお友達やご家族は正直引いている。
でも霊感があるおばあちゃんは見抜く。
霊感というほどじゃなくても勘が鋭い人も、自覚はなくても本能的に見抜く。
そんなかんじで、観る側も意見が分かれて当然じゃないかなと。
- スピリチュアルに寛容な人
- あまり物事を深く考えないタイプ
このどちらかに当てはまる人には合ってるんじゃないかと思いました。
私としては、リア充爆発過ぎて観ててこっちが爆発しそうなシーンもあったけれど、よくここまで宇宙とか生命とか、人の魂的な流れを描けたなって感動しました。
作者はどんな人生を送ってきたんだろうか。
他の作品も観てみようかな。