プーチン大統領 北方領土問題で「歩み寄ろう」
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ことし12月に日本を公式訪問することになったロシアのプーチン大統領は北方領土問題をめぐり、「互いに歩み寄ろう」と日本に呼びかけ、双方が従来の立場にこだわるのではなく、経済協力を進めながら妥協を模索することが重要だという考えを改めて示しました。
これはロシアのプーチン大統領が5日、G20サミットが閉幕した中国の杭州で記者会見し、述べたものです。
この中で、プーチン大統領は、日本が北方領土は固有の領土だと主張し、ロシアが第2次世界大戦の結果、ロシア領になったという立場を崩さないなか、「袋小路に向かうのではなく、互いに歩み寄ろう」と述べ、双方が従来の立場にこだわるのではなく経済協力を進めながら妥協を模索することが重要だという考えを改めて示しました。また、プーチン大統領は平和条約の締結後、色丹島と歯舞群島を引き渡すとした1956年の「日ソ共同宣言」を重視するとしつつも、引き渡しの条件や島の主権について検討する可能性を示唆し、無条件に引き渡されるわけではないとして日本をけん制しました。
この中で、プーチン大統領は、日本が北方領土は固有の領土だと主張し、ロシアが第2次世界大戦の結果、ロシア領になったという立場を崩さないなか、「袋小路に向かうのではなく、互いに歩み寄ろう」と述べ、双方が従来の立場にこだわるのではなく経済協力を進めながら妥協を模索することが重要だという考えを改めて示しました。また、プーチン大統領は平和条約の締結後、色丹島と歯舞群島を引き渡すとした1956年の「日ソ共同宣言」を重視するとしつつも、引き渡しの条件や島の主権について検討する可能性を示唆し、無条件に引き渡されるわけではないとして日本をけん制しました。