石田純一さん、立候補を断念…都内で会見
東京都知事選(14日告示、31日投開票)に「野党統一候補となること」を条件に出馬の意向を示していた俳優の石田純一さん(62)が11日夕、東京都内で記者会見を開き、「都知事選への意欲を示してまいりましたが、正式に断念いたします。自分の事情もありまして、タイムリミットもありました」と出馬を見送ることを表明した。
グレーのスーツ姿で会見に臨んだ石田さんは、出馬を見送った理由について「メディアのおきてとして、(出馬した場合、テレビの)番組を差し替えるなどの必要があり、そのタイムリミットは11日と思っていました」とし、11日正午までに野党統一候補として推されなかったことを挙げた。一部で報じられた、家族から出馬に賛同が得られていない点については「説得できなかった。妻(プロゴルファー・東尾理子さん)は『もし出るという結論が出たら、何があっても支えていこう』と考えてくれていたようだが……。断念すると伝えたら、(理子さんからは)意訳すると『大変だったね』というよりも『自業自得ね』という感じで、『しょうがないね』と言われました」と述べた。
石田さんは8日の記者会見で、自身が野党統一候補となって都知事選に出馬する可能性を「10%以下」としつつ、野党側からの働きかけを待っていた。「野党の方に直接、電話をかけて相談をし、好感触をいただいたこともありました。しかし、周到な準備が足りませんでした」と話した。【大村健一/デジタル報道センター】