台風1週間 被害全容つかめず復旧には時間 岩手
台風10号に伴う記録的な大雨から6日で1週間です。岩手県では16人が死亡、7人の行方がわからなくなっているほか道路が各地で寸断している影響で住宅や農業などへの被害の全容はつかめておらず、岩手県によりますと復旧には時間がかかる見通しだということです。
台風10号の影響で岩手県では岩泉町や久慈市で合わせて16人が死亡したほか、5日、宮古市で60代の男性1人が行方不明になっていることが新たにわかるなど行方がわからない人は7人に上っています。
岩手県によりますと孤立した地区の住民のうち合わせて167人が5日までにヘリコプターで宿泊施設などに避難しましたが、岩泉町と久慈市では今もおよそ700人が孤立しているとみられるということです。
また被害は岩泉町を中心に広範囲に及んでいますが国道や県道など幹線道路が各地で寸断し県や市町村などの調査が難航している影響で、住宅や農業などへの被害の全容は1週間たった現在もつかめていないということです。被災地では重機を使った道路などの復旧工事が始まっていますが、岩手県によりますと被害が大きく復旧には時間がかかる見通しだということです。
岩手県によりますと孤立した地区の住民のうち合わせて167人が5日までにヘリコプターで宿泊施設などに避難しましたが、岩泉町と久慈市では今もおよそ700人が孤立しているとみられるということです。
また被害は岩泉町を中心に広範囲に及んでいますが国道や県道など幹線道路が各地で寸断し県や市町村などの調査が難航している影響で、住宅や農業などへの被害の全容は1週間たった現在もつかめていないということです。被災地では重機を使った道路などの復旧工事が始まっていますが、岩手県によりますと被害が大きく復旧には時間がかかる見通しだということです。
復旧進まず 2階で生活続ける人も
台風10号の大雨被害から1週間となる中、岩手県岩泉町では家の復旧が進まず2階で生活を続ける人もいます。岩泉町の中心部に近い向町地区ではすぐそばを流れる小本川が台風10号による記録的な大雨で氾濫し濁流となって住宅に押し寄せました。
当時自宅に1人でいた三田地ミヨさん(90)は、水が一気に入ってきたため避難することができなくなり、近所の人の通報で駆けつけた消防隊員に救助されました。三田地さんは1度は近くの避難所に行きましたが、なかなか寝ることができず自宅に戻ってきたということです。
2階建ての家の1階は浸水し三田地さんは一緒に暮らすおいと後片付けをしていますが大量の土砂が流れ込んだため1週間たっても1階は泥だらけのままで、三田地さんは2階での生活を余儀なくされています。さらに停電は解消したものの断水は今も続いていて家のトイレも使うことができません。
三田地さんは「あっという間の1週間でしたが水が使えないのがとても不便です。はやく元の生活を取り戻したいです」と話していました。
当時自宅に1人でいた三田地ミヨさん(90)は、水が一気に入ってきたため避難することができなくなり、近所の人の通報で駆けつけた消防隊員に救助されました。三田地さんは1度は近くの避難所に行きましたが、なかなか寝ることができず自宅に戻ってきたということです。
2階建ての家の1階は浸水し三田地さんは一緒に暮らすおいと後片付けをしていますが大量の土砂が流れ込んだため1週間たっても1階は泥だらけのままで、三田地さんは2階での生活を余儀なくされています。さらに停電は解消したものの断水は今も続いていて家のトイレも使うことができません。
三田地さんは「あっという間の1週間でしたが水が使えないのがとても不便です。はやく元の生活を取り戻したいです」と話していました。