中韓首脳会談 「THAAD」の韓国配備めぐり、中国がけん制

09/05 12:29
G20(20カ国・地域)サミットは、2日目の5日、首脳宣言を採択して閉幕する。これに先立って、中国と韓国の首脳が5日午前に会談し、最新鋭迎撃システムの韓国配備をめぐって、中国がけん制した。
中国の習近平国家主席は、「われわれは、現在の協力の基礎と政治的信頼関係を大切にして、困難を克服しなければならない」と述べた。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、「われわれが直面している安全保障や経済の問題に、効率的に対応するため、新しい視点と対策が必要だ」と述べた。
会談で、中国の習近平国家主席は、「朝鮮半島の不安定要素が増えている」としたうえで、「現在の両国の協力の土台を大切に」と述べ、アメリカ軍の最新鋭迎撃システム「THAAD」の配備が決まった韓国をけん制した。
これに対して、韓国の朴槿恵大統領は、北朝鮮が、核実験などで朝鮮半島の平和を傷つけ、中韓関係の発展も阻害しているなどと述べ、THAADへの理解を求めたという。
習主席は、3日の米中首脳会談でも、オバマ大統領に対し、THAADの韓国配備に反対する意向を伝えていて、今後も反発を続けるとみられる。

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