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韓経：【コラム】ＴＨＡＡＤ、卑怯な態度から賢明な政策出てくることはできない＝韓国（１）
2016年09月05日13時37分[ⓒ韓国経済新聞／中央日報日本語版]
最終段階の高高度地域防衛（ＴＨＡＡＤ・高高度ミサイル防衛）は、落下段階の初期である高高度でミサイルを迎撃する。ＴＨＡＡＤは弾頭がなく自らの運動エネルギーで破壊する。したがって在来式の弾頭の爆発の危険性を減らし核弾頭の爆発を招かないためミサイル防衛に適合している。
韓国に配備される米軍のＴＨＡＡＤは北朝鮮の核兵器と運搬体に対する防衛武器だ。しかし中国はそれが中国の「正当な国家安保の利益」を害する恐れがあると主張している。迎撃ミサイルのレーダーが遠い中国の内部情報を収集できるという話だとか、「是非のための是非」にしかならない。なぜ中国はそのようなことを論じるのか。
この問いに答えるには、韓国は中国がまだ共産主義社会だという事実を考慮しなければならない。中国共産党は６・２５韓国戦争（朝鮮戦争）で国際連合軍と戦った時に抱いたアイデンティティをそのまま持っていた。今回、韓国人の「クヴィスリング（ｑｕｉｓｌｉｎｇ・売国奴）」らが驚くほどたくさん出たところには彼らが中国共産党政権についてよく分からないという事情も明確に作用した。
共産主義者たちは自由主義者たちと本質的に違う。北朝鮮の政権と韓国の政権が違うという事実がその点を毎日悟らせる。当然、共産主義者らは外交や交渉で自由主義者と異なる形を見せている。
休戦交渉で国際連合軍の首席代表として共産主義者らを相手にしたジョイ（Ｃ Ｔｕｒｎｅｒ Ｊｏｙ）提督は、自由主義陣営で共産主義者らと最初に最も長く、そして最も激しく交渉した人だ。共産主義者についての無知が交渉を決定的に不利にさせたという悔恨で、彼は回顧録『共産主義者らはどのように交渉するか』を書いた。出版されてから半世紀を超えたが、そこに込められた教訓は今むしろ生々しい。共産党政権が統治する北朝鮮と中国を相手にする韓国市民にとってこの本よりも大切な教訓を与える本を私は思い出せない。
韓経：【コラム】ＴＨＡＡＤ、卑怯な態度から賢明な政策出てくることはできない＝韓国（２）
韓国に配備される米軍のＴＨＡＡＤは北朝鮮の核兵器と運搬体に対する防衛武器だ。しかし中国はそれが中国の「正当な国家安保の利益」を害する恐れがあると主張している。迎撃ミサイルのレーダーが遠い中国の内部情報を収集できるという話だとか、「是非のための是非」にしかならない。なぜ中国はそのようなことを論じるのか。
この問いに答えるには、韓国は中国がまだ共産主義社会だという事実を考慮しなければならない。中国共産党は６・２５韓国戦争（朝鮮戦争）で国際連合軍と戦った時に抱いたアイデンティティをそのまま持っていた。今回、韓国人の「クヴィスリング（ｑｕｉｓｌｉｎｇ・売国奴）」らが驚くほどたくさん出たところには彼らが中国共産党政権についてよく分からないという事情も明確に作用した。
共産主義者たちは自由主義者たちと本質的に違う。北朝鮮の政権と韓国の政権が違うという事実がその点を毎日悟らせる。当然、共産主義者らは外交や交渉で自由主義者と異なる形を見せている。
休戦交渉で国際連合軍の首席代表として共産主義者らを相手にしたジョイ（Ｃ Ｔｕｒｎｅｒ Ｊｏｙ）提督は、自由主義陣営で共産主義者らと最初に最も長く、そして最も激しく交渉した人だ。共産主義者についての無知が交渉を決定的に不利にさせたという悔恨で、彼は回顧録『共産主義者らはどのように交渉するか』を書いた。出版されてから半世紀を超えたが、そこに込められた教訓は今むしろ生々しい。共産党政権が統治する北朝鮮と中国を相手にする韓国市民にとってこの本よりも大切な教訓を与える本を私は思い出せない。
韓経：【コラム】ＴＨＡＡＤ、卑怯な態度から賢明な政策出てくることはできない＝韓国（２）