こんな場末のブログ記事をお読みの方はお持ちであろう『恋愛ラボ』7巻。
の、裏表紙についての小ネタを。
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: Kindle版
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こちらは裏表紙が見えるように『恋愛ラボ』7巻を2冊並べた図です。見比べてみましょう。レッツシンキングタイム(制限時間5秒ぐらい)
お分かりいただけただろうか。この画像だと少し見にくいかもしれませんが、オチの4コマ目が異なっています。実はこれ、左が初版、右が4刷なのです。
きっかけはTwitterで見かけたうさ31羽さん(@31H310)のツイート。
引退する部活への置き土産に恋愛ラボ選んでたんだけど、7巻裏表紙のオチが変わっててびっくりした。なぜに?ミッフィーアウト…?
— うさ31羽。 (@31H310) 2016年9月3日
ほう、これは興味深い情報…ということで7巻を見てみるも、手元の初版・2刷ともに同じオチ。少なくともこの差し替えは3刷以降になされたものであるらしい。真相を確かめるべく調査班は書店へ飛んだわけですが、運の良いことに一軒目で発見。本当にオチが変わっていてびっくりしました。
左が当初のコマ。右が差し替えられたコマ。宮原先生は単行本化の際に台詞や描写を変更されることはあっても、増刷のタイミングでこういった修正を加えられることは自分の知る限りではないので、おそらく何らかの事情で変更を余儀なくされたのだと思われますが…やはりウサギ口が某ミッフィー先輩のチャームポイントであることと関係しているのでしょうか。ところで「わんこ口」の方、完全に『となりのネネコさん』の麻智ちゃんでは。
今回「わんこ口」が確認できたのは4刷の単行本でした。ちなみに4刷は2014年3月5日発行で、発売から一年以上が経過しています。こうなると手元にない3刷ではどちらなのか気になるところ。お持ちの方おられましたらぜひご一報を…!
奥付から判断するに、アニメ化の際に出回っていたのは初版もしくは2刷なので、多くの方が所有している7巻は「ウサギ口」であると思われます。なので逆に貴重なバージョンと言えるのかも。そろそろお手元の7巻も経年劣化が進んでいるとお察し致します。ぜひこの機会に新調してみてはいかがでしょうか…というダイレクトマーケティングでした。
- 作者: 宮原るり
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2016/11/07
- メディア: コミック
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2016年9月5日追記:俗に「ウサギ口」が口唇口蓋裂という先天性異常を指すからではという指摘を受けました。患っている方への配慮であるとすればなるほど頷けます。頷けますが…な、なんか思わぬガチなところに着地してしまった…。ミッフィー先輩への熱い冤罪すみませんでした。