昨日投稿したマルチの説明会に行った前日談になります。
目次
勧誘の流れ
子ネズミとの出会い
通常は合コンや街コン、昔の友達からの突然のFBやLineメールなどがきっかけになるようですが私の場合はSEのときに常駐していた会社で知り合いました。
その人は常駐先の正社員ではなく、常駐先に営業を掛けていた他社のセールスマンでした。本来は知り合うはずのなかった人間だったのですが常駐チーム内の人と子ネズミが一緒に居るところに遭遇し打ち解けました。
今になって思えばそのチームメンバーの人間もネズミだったわけで世界は狭いなと思いました。
当時、仕事には不満たらたらだったし、株の副業をしていたところから彼らの目に留まったのかと思います。
飲み会に誘われる
なんの警戒心も持ってなかった私はそのまま連絡先を交換しお茶をしたり飲みに行ったりしました。
そのときに『金持ち父さん貧乏父さん』を勧められました。
- 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/11/09
- メディア: 単行本
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※説明会編でも言いましたがこの本自体は良い本です。
本書ではクワドラントと言ってお金を稼げる人と稼げない人の階級の話がでてきます。
EやSからBそしてIに移行するのが『お金と時間から自由になる法則だ』と書かれています。
この本を読ませることでBが如何に魅力的かを教育します。
ちなみにこの本以降もロバート・キヨサキの本を何冊も勧められました。(ぶっちゃけ全部似たような話なので買って後悔しました。ロバートさんに興味がある人も金持ち父さんだけ買えば十分です)
キャッシュフローゲームに誘われる
ここで金持ち父さん貧乏父さんの本を読んでポジティブな感想を持ったら次は
『今度お金に関するゲームのイベントがあるんだ』
と誘われます。
↑キャッシュフローゲーム
ゲーム自体は確かに楽しく、BやIのお金の使い方を疑似体験できるため有効ですが何回もやるもんではないと思いました。
これやるくらいなら桃鉄やりましょう。
桃鉄と金持ち父さん、あと下の本を読めばだいたい金持ちになるお金の教育について網羅できるなと4回目のゲームで気付き後悔しました。
※1回に付き2時間以上、参加費1000円をドブに捨てています。
ストーリーでわかる財務3表超入門―お金の流れで会計の仕組みが見えてくる
- 作者: 國貞 克則
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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講演会に誘われる
2~3回くらいキャッシュフローゲームに参加すると今度は超親玉ねずみの講演会に招待してもらえます。
この講演会すごいですよ。
300人ものギャラリーが居ます。(たぶん全部子ネズミ
講演の後に子ネズミが『超親玉ネズミに挨拶しに行くから一緒に来なよ』と声をかけてくれました。
そしてちょっと前まで講演をしてくれていた親ネズミとお話して握手までしていただきました。
そのとき
『俺、このまま大金持ちになれますわ!!』
と本気で勝ちを確信しました。
超親ネズミの飲食店に案内される
講演会で超親玉ねずみと知り合った後、何名かの超親玉ネズミが経営している飲食店に案内されます。
別の被害者の話をgoogle神で見るとバリエーションとして
- 高級タワーマンションのパーリー
- 高級外車のドライブ
- 高級ホテルを貸し切ったイベント
などがあるそうです。
要するに本当に成功しているところを見せたいのでしょう。
ここまで一切マルチやねずみ講、ネットワークビジネス、MLMと言った単語が出ない、それどころか臭いすら感じさせません。
つまりこの人たちは本当の成功者であって
神なんだ
だと思っていました。
たぶんこのタイミングで勧誘されていれば完全に術中にハマってました。
なぜなら
- 当時は仕事で心身共にズタボロで心が弱り切っていたこと、
- 今みたいにお金に関する知識が株式投資ぐらいしかなかったこと、
- 心理学知識もないからメンタルブロックができなかった、
かったからです。
勧誘までに数年かかった理由
これはあくまで自己分析ですが、私がそのタイミングで勧誘されなかったのは
- 直後に仕事を辞めてしまったため
- どうやったらBになれるのか教えを乞わなかったから
他の団体はどうか知りませんが私が勧誘された団体は無職を好まない傾向があります。
なぜなら無職になったら搾取する経済力がなくなるから
だから転職するのを待っていたのでしょう。
そしてもうひとつが超親玉ネズミに教えを乞わなかったことがあると思います。
彼らはコンプライアンスが厳しく私が
『金の儲け方を教えてくれ』
と懇願するまで具体的な話は切り出せないようでした。
売り込むのではなく、あくまで『教えてほしい』と頼まれたという立場が大事なのかと分析します。
そして今回、私は何をしているのか教えてくれと子ネズミに言いました。
それを聞いた親ネズミからは
『教えるけどまず条件に仕事を辞めない事』を挙げられました。
だからきっとこの読みは合っているのだろうと思います。
彼らの最大の誤算
自分で言うのもおこがましいですが彼らの最大の誤算は、
私が自力で金儲けについて模索したり勉強してしまったこと
だと思います。
だから今彼らと同じねずみの一匹になることを免れたのだと解釈しています。
彼らは、私に時間を与えず転職が決まったタイミングで多少強引にでも勧誘すべきでした。
そこまで理解しながら何故説明会に行ったのか
これを疑問視する人も多いかと思います。
ブログのネタにしたかった
っていうのもありますが、
たぶんどこかで期待していたのだと思います。
- 彼らが実は善人で私のためを思ってくれていること、
- 実はマルチは本当に儲かる商売で世間が偏見を持っているだけなのだ、
ただ説明会編でも書いた通り『やっぱり違うな』と思いました。
だから電話は着信拒否にしてLineもブロックしました。
ちなみにGmailはブロックにしていなかったため親ネズミから
『次のセミナーには参加しますか?メールを返すのは社会人のマナーです』
とごもっともなご指摘いただきました。
おわり