独首相地元で反難民党が躍進
2016年09月05日 14時20分 時事通信
2016年09月05日 14時20分 時事通信
2016年09月05日 07時57分 時事通信
4日、独北東部シュウェリンで、テレビの開票速報を見て喜ぶ反移民の新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」支持者ら(AFP=時事)
【ベルリン時事】ドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州で4日、州議会選挙が行われ、当局の暫定結果によると、中東などからの難民受け入れに反対する新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」がメルケル首相率いるキリスト教民主同盟の得票率を上回り、第2党に躍進した。
同州に自身の選挙区を持つメルケル首相にとって大きな痛手。首相は来秋の連邦議会(下院)選挙に向け、寛容な姿勢を続けてきた難民対応の再検討を迫られそうだ。
地元メディアによれば、AfDの地元代表は支持者を前に「メルケル首相の終わりの始まりになるだろう」と強調した。一方、第1党の座は、連邦レベルでメルケル連立政権に参加する社会民主党が維持した。