女子中学生の弱みにつけこんで性的暴行、25歳男に懲役4年=ソウル東部地裁

 ソウル東部地裁刑事12部(イ・ドンウク裁判長)は4日、スマートフォンのチャットで知り合った女子中学生に性的暴行を加えたとして、「児童・青少年の性の保護に関する法律」違反罪で起訴されたK被告(25)に対し、懲役4年を言い渡すとともに、性的暴力治療プログラムを80時間受講するよう命じた。

 地裁によると、K被告は昨年11月、スマートフォンのチャットアプリを通じ、女子中学生Aさん(15)と知り合った。Aさんは当時、22歳の大学生を名乗ったという。K被告が会おうと持ち掛けたところ、Aさんはうそがばれるのではないかと恐れ、断った。このとき、Aさんが中学生で、父親は警察官だということに気付いたK被告は「お前の親父は警察官だというのに、こんなことは問題になるんじゃないのか。俺との間の出来事を、お前の親父に言いふらしてやる。それが嫌ならうちへ来て謝れ」とAさんを脅した。

 K被告は12月、脅しに屈して訪ねてきたAさんに性的暴行を加え、その後も「会ってくれなかったら、周囲の人たちに俺たちの関係をばらす」と脅し、2回にわたって性的暴行を加えた。このほか、K被告は今年2月、Aさんに性的暴行を加える様子をスマートフォンのカメラで撮影した疑いも持たれている。

 地裁は判決理由について「被告人は中学生である被害者の弱点を利用し、変態的な行為をしながら、全く反省の様子が見られない点を考慮すると、厳罰に処す必要がある」と述べた。

キム・ソンヨプ記者
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