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かくいう私も青二才でね

知ってるか?30まで青二才でいると魔法が使えるようになるんだぜ?

フリーゲーム「ありふれたホシの終末期CriticalPhase」は…150点と0点が混在してるから捨て置けない!!

ゲーム ゲーム-STG ゲーム-やりこみあり ゲーム-週刊フリーゲーム ゲーム-週刊フリーゲーム-自作イラスト

このゲームは本当にレビュアー泣かせ。

いつもなら、自分のレビューを書く時によそのレビューサイトを参考にしたりしないのですが…今回ばかりは限界まで扱いに困って「フリーソフト超辛口ゲームレビュー」がどういう対応をしてるのかを見てきてしまった。

イチオシレビュー「ありふれたホシの終末期+」

 

あー…このゲームだったら、僕のほうが辛口な意見を言います。

表面上の点数がまず、僕の方が低くつけちゃってるし、辛口さんが5年前にシリーズ初期の作品をやった時に辛口に指摘した問題点は概ね改善されているし…。

 

・ゲームの概要

横シューティング×アドベンチャーゲーム

 

シューティングゲームだけではなく、ガッツリとシナリオもあって、キャラクターごとの小ネタやサイドストーリーも掘り起こせるから、かなりのステージ数・テキスト・立ち絵の文量があるゲーム。

 

それもそのはず!!

(開発中の画面で)2009年・10年ぐらいから継ぎ足し継ぎ足し作っていて、この作品でもまだ完結はしてないという超大作。

 

アドベンチャー要素

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STG要素

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画像及び作者サイトはこちら

Crazy I Scream

「トータルで」60点ぐらいのゲームなのに、捨て置けない。

普通なら、トータルで60点行かないゲームはレビューせず、ボツだよ?

でも、どうしても捨て置けないんだよ。

 

音楽と、シューティングゲームとしての完成度(ドット絵弾幕、難易度調整など)100点中150点ぐらいの完璧さ。

なのに、それをアレコレ手を加えてしまった結果としてイラスト(挿絵)、シナリオ、オンライン接続すると入手できるお助けキャラ(ニャメス)など0点の分野がことごとくゲームのカッコよさを…グズグズにこじらせたゲームに変えてしまった。

 

で、総合して5項目×100点=300点で、60点。

 

こういう言い方をすると反発を招くと思うけど、

「音楽とシューティングゲームだけなら、製品として売っていてもいいレベル。
だけど、イラストもシナリオもオンライン経由のやりこみ要素もアレもコレもとデキもしないこともやっちゃったら、露骨に同人臭いゲームになった」

といえば、伝わるかな??

 

顕著なのは「イラスト」で…立ち絵や開始画面はまとも。
でも、挿絵も含めて、たくさんのイラストを挿入しようとして沢山の人で書いたから…絵柄も画力もブレブレ!!

 

時々シリアスなシーンでもお構いなしに、絵柄や縮尺がおかしい絵が入るから、シナリオの見せ場を絵がぶち壊しにする。

「こいつのソード、長さがおかしくね?」

「構図でやりたいことはわかるけど…イマイチ絵がずんぐりむっくりしすぎて萌えないんだよなぁ…。」

 

もっと酷いと、イラストまでのプロセス…つまり、ストーリーがひどくて絵も絵で湧いてくる感情をぶち壊す。

「これ、イラスト自体も変だけど…そもそも、この構図(に至る過程)がおかしくない?」

イラストにされる前に、話がベタすぎて

「この絵を見せて、女の子の泣き顔を見せて…うーん、やりたいことはわかるけど、わかりすぎるからこそ、コレジャナイよね〜」

と、興ざめになるのよねぇ…。

 

この、挿絵とシナリオの「潰し合い」がしょっぱくてしょっぱくて…。

 

しかも、シューティングの合間合間に、あるときはベッタベタ、ある時はシリアスを煽るだけになってしまって…結果的に「1回目にテキストを飛ばさずに読んでしまうと…邪魔だなぁ〜」と。

 

これがあるから

「これからゲームをする人どんな情報を提供して行きますか?」

という時に、ゲームの面白い部分だけを言っちゃうと不誠実な形になっちゃうのよね…。

 

ただし…シナリオがちゃんと活きているから憎めないのよね

シューティングとしてはすご~く面白いのよねぇ…。

 

そして、なんで面白いかというと、キャラクターの設定(イラスト・性格それぞれ)がしっかりしてることが、ドット絵弾幕の演出に反映されてて、自機も敵キャラもしっかりと個性があるから!!

 

「アドベンチャー要素」があるからこそ、シューティングが面白くなってる!!

この事実があるから、ストーリーや絵がダメだと思っても…作品単位では酷評しづらいんだよなぁ…。 

 

何でもかんでも手を出す、

あれもこれもプレーヤーに喜んで貰えそうなことは全部やっていく

このスタイルをやるにはそれなりの力もいるし、時間もかかるし、何よりも「ゲームの中に好きなものを見つけた人が、ただ純粋にそこだけを好きでいられなくなる」リスクが生じるから難しいんだよ…。

 

でも、色んな事に挑戦したからこそ、尖った部分はとことん尖ってるし、今までに見たことのないゲームができあがってる。

 

このゲームに対して「お金出せるレベルの部分があるのに、全部やったせいで同人っぽくなった」という言い方をした。

半分は未熟さを指摘した「悪口」だが、もう半分は「プロの作品にない、愛すべき雑味・フリーのゲームを開拓するからこそ出てくる面白さ」として同人臭いと言わせてもらった。

 

そこの部分も加味して楽しめる人じゃないと難しいゲームだから…このゲームについては、ライトな人に勧めるための方便は抜きにして本音で語った。

「こんなにケチョンケチョンに言われてること自体がすげー気になる」というひねくれた部分、ゲテモノ食いな部分があるプレーヤーにこそ、美味しいところも不味いところも全部やってほしいよ。

 

 アルフール小国物語

シューティング×シリアスなシナリオ」みたいなゲームだとこの辺なのかな…。

これは、FPSだけどね。…DLsiteの中に横シューティングの作品がそんなになかった。

 

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シューティング繋がり。こっちも弾幕の演出が美しいのよねぇ〜。

お話との繋がり方もうまいし…音楽の良さも好き。