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【加藤達也の虎穴に入らずんば】
G20でも朴槿恵大統領は三重苦の憂鬱…通貨スワップ協定を再締結して韓国は「借り」を感じてくれるのか?
20カ国・地域(G20)首脳会議が4日、開幕した。各国首脳の中でも経済・政争・安全保障で三重苦の韓国、朴槿恵(パク・クネ)大統領は一段と足取りが重いに違いない。「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備で韓国イジメを始めた議長国、中国を静め、日本には一層の経済関係の強化、というよりも支援を求めなければならない。
ソウル特派員当時、日韓経済に携わった韓国の元官僚、経済人らから「第三国に売り込みをかける韓国のゼネコンやプラントメーカーは、日本のメガバンクの資金調達力に全面依存している」という話を聞いた。
融資額は数百億円から数千億円規模。日本側もそれなりにもうけたのだろう。彼らは「これが韓日経済協力のあるべき姿だ。両国は歴史対立を乗り越えて経済協調の時代ですよ」などと語気を強めていた。
「世界経済10位圏」(韓国メディア)の韓国の躍進を日本の銀行が支えているのだと知り、日韓経済関係の奥深さに改めて驚いたのだが、一方で、韓国国民ももう少し、日本に支えられているのだと自覚してくれたらいいのに、と思った。
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