壊す、崩す、ズラす。ぼくらのラムちゃんが「グリッチ」に遭遇したら
ファッションデザイナー・Nukemeとコラボレーションした「うる星やつら」グッズが販売された。原作者である高橋留美子監修のもと、Nukemeがラムちゃんの「ダーリンのばか!」をバグらせる!
TEXT BY WIRED.jp_N
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1/7「うる星やつら×グリッチ刺繍 by Nukeme」のTシャツを着用する、女優でモデルのりりかのビジュアルが公開された。うる星やつら×グリッチ刺繍(ロゴ黒)¥9,800(税別)©高橋留美子/小学館 PHOTOGRAPHS NOZOMU ISHIMURA
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2/7うる星やつら×グリッチ刺繍(ロゴ白、ロゴ黒)¥9,800(税別)©高橋留美子/小学館
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3/7うる星やつら×グリッチ刺繍(ラム)¥9,800(税別)、うる星やつら×グリッチ刺繍(ロゴキャップ) ¥6,000 円(税別)©高橋留美子/小学館
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4/7うる星やつら×グリッチ刺繍(テン) ¥9,800(税別)©高橋留美子/小学館
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5/7うる星やつら×グリッチ刺繍(電撃)¥9,800(税別)©高橋留美子/小学館
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6/7ズレるラムちゃん。うる星やつら×グリッチ刺繍(ラム)©高橋留美子/小学館
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7/7ズレるテン。うる星やつら×グリッチ刺繍(テン)©高橋留美子/小学館
グリッチとは電子回路の中に現れるバグのようなもので、「データや機器の破損そのもの、もしくは、破損しているが再生可能なデータの状態」だという。そのグリッチを「ミシン」に取り入れたのがファッションデザイナー・Nukemeだ。
Nukemeの「グリッチ刺繍」という作品は、コンピュータミシン用の刺繍データ(.pes)のバイナリ(2進数化された情報)を書き換え、針の動きに直接グリッチ(Glitch)を起こし、刺繍される絵を「壊す」のが特徴。「ずっと、高橋留美子先生の作品でグッズを作れたらと思っていて」と語るNukeme。その思いが届き、今回のコラボが実現した。
「ダーリンのばかーっ!」というおなじみの決め台詞とともに繰り出される愛の電撃。その光の中で変形するヴィジュアルを、Nukemeは「グリッチ刺繍」で丁寧に再現した。
今回のコラボレーションでは「うる星やつら」原作者である高橋留美子が監修を手がけ、「うる星やつら×グリッチ刺繍 by Nukeme」が完成した。各商品はニュースサイト・ナタリーが運営するWEBショップ・ナタリーストアでの予約を受け付ており、Tシャツは9月9日、キャップは10月上旬より発送予定。各アイテムは限定数に達し次第、販売終了となる。
ヌケメ|NUKEME
1986年生まれ、東京在住。洋服を根本的なメディアでありコミュニケーションツールであると捉え、洋服を支持体とした作品を主に制作する。他分野の作家との共同制作による作品が多い。ミシンの作動データにグリッチを発生させる『グリッチ刺繍』が2012年に第16回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出。同作品でアルス・エレクトロニカ2013に出展、作品展示とワークショップを行った。nukeme.nu
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