総務省は5月22日、携帯電話の中継装置(レピータ)から発せられる電波が医療機器に及ぼす影響を調査した報告書を公表した。
同省では、2000年度から「電波の医療機器等への影響に関する調査研究」を実施。今回公表された2008年度の調査では、800MHz帯および2GHz帯CDMA2000方式(CDMA2000 1X及びCDMA2000 1xEV-DO方式を含む)の携帯電話用小電力レピータから発射される電波が、心臓ペースメーカーなど植込み型医療機器に与える影響を調査している。
調査の対象となったのは、代表機種をほぼ網羅した、植込み型心臓ペースメーカー43機種 、植込み型除細動器28機種。その結果、いずれの機種でも携帯電話用小電力レピータが発する電波による影響は確認されなかったとしている。