「刑務所のほうが生活に困らない」83歳男が強盗未遂

「刑務所のほうが生活に困らない」83歳男が強盗未遂
東京・八王子市のコンビニエンスストアに刃物のようなものを持って押し入り、現金を奪おうとしたとして83歳の男が逮捕されました。男は、逮捕時の所持金がわずかしかなく、調べに対し、「刑務所に行ったほうが生活に困らないと思った」と供述しているということです。
逮捕されたのは、東京・八王子市長房町の無職、西山茂容疑者(83)で、警視庁によりますと、5日午前7時前、自宅近くのコンビニエンスストアに刃物のようなものを持って押し入り、現金を奪おうとしたとして強盗未遂の疑いがもたれています。
西山容疑者は、店の中で「金を出せ」と要求したあと、その場にとどまっていて、店員からの110番通報で駆けつけた警察官に逮捕されました。
また、西山容疑者は、生活保護を受けながらアパートでひとり暮らしをしていて、調べに対して「前日に祭りに行った時に財布を開けたら数百円しかなかった。強盗でもして刑務所に行ったほうが生活に困らなくて済むと思った」などと供述しているということです。