蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】タカ、マジック消滅 主力野手が連日の離脱2016年9月5日 紙面から
◇楽天5−1ソフトバンク楽天が連敗を3で止めた。1回に中川の8年目で初となる満塁本塁打で先制し、7回は今江の適時打で加点。辛島が7イニングを3安打無失点に抑え、4月5日以来の2勝目を挙げた。ソフトバンクは山田が早々に崩れ、連勝が3でストップ。 1回にグランドスラムを浴び、そのまま押し切られた。優勝マジックは消滅したが、再点灯へのハードルはそれほど高くはない。ソフトバンクにとってそれ以上に痛いのが、主力野手の連日の戦線離脱だ。 5点を追う8回、2番手福山を攻め、1死一、二塁としたところで代打・長谷川を送った。中村晃が代打を送られるのは2013年のレギュラー定着後初めて。4割超の出塁率で、8月中旬から1番に定着していた男に異変が生じていたからだ。 「脚(右太もも裏)に張りがあるということなので、やめておこうと僕が止めました」と工藤監督は説明した。中村晃は6回の走塁時に「ピリッときた」と明かした。 1日の西武戦の守備で柳田が骨折し全治6週間。3日の楽天戦では細川が右太もも裏を痛め、出場選手登録から外れた。そもそも、この場面で中前適時打し、一矢報いた長谷川も右足首に不安を抱え、4試合ぶりの出場だった。8月末に打者走者と交錯した内川も一塁守備はまだ…。これ以上の離脱者は優勝争いに直結する。 外野で中村晃の屈伸する姿を見た首脳陣が、交代を説得。「(次戦は)いけると思います。2日あるのでしっかりケアしたい」と言う。精密検査の予定はない。工藤監督は「休み明け(6日)に話を聞こうかなと。本人の『張り』という感覚なので。切れたりとかいうことではない」と、慎重ながら軽症を強調した。連続2桁安打は5試合で止まったが、故障離脱は回避できた。 「(故障は)防げるもんなら僕も防ぎたい。みんなギリギリの中でやってる。トレーナーさんに体の手入れをしてもらうしかない。レギュラーの人は出ないといけない」 工藤監督も故障禍を食い止めるのに懸命だ。後味の悪い敗戦となった。 (森淳) PR情報
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