[PR]

 5日午前6時40分ごろ、千葉県八千代市の市立村上中学校から「校舎が水浸しになっている」と近くの交番に通報があった。4階建て校舎の3、4階の水道の蛇口が開けられており、教室や廊下が水浸しになっていた。県警は建造物侵入容疑で調べている。

 八千代署と学校によると、3、4階の計8教室のうち7教室にある流し台の蛇口が開けられ、排水溝に布が詰められたり、蛇口が上向きにされたりしていた。深いところで約10センチの水がたまり、1、2階でも天井から水が漏れるなどしていた。校舎のガラスや扉は壊されていないという。

 5日午前5時半すぎに学校に来た職員が見つけた。4日午後8時ごろまでは教員が学校におり、その後に何者かが校舎に侵入したとみられるという。

 教員や生徒ら計約400人が5日朝からモップなどで排水したが、午前9時半ごろまでかかり、1時間目の授業ができなかったという。長尾隆教頭は「生徒が大変な目にあった。腹立たしい」と話した。