世界のグルメ通から注目を浴びるバル文化発祥の地、サン・セバスチャン。
ピンチョス(一口サイズの軽食)発祥の店は『[スペインバスク]バスクに魅せられ、美食に魅せられ、チャコリに酔いしれる』記事でご紹介済み。
今回はバル利用方法とバルが100軒以上並ぶ旧市街のバルをご紹介!
バル攻略法
お客さんが大勢いるのになぜかカウンター内にいるスタッフは1人だったり。でもその1人がものすごい働き者で、
誰がどの注文をしたのか覚えている(もしくはレジに打ち込んでいる)のがすごいところ。
人気店は注文するのも一苦労。人をかき分け素早くオーダーし、食べ、次のバルへ向かいたい!
○お目当てのバルがあれば地図にしるしを付けておく
○そのバルで食べたいものをスペイン語でメモっておく
○営業日・営業時間を調べておく(日月休みが多い、16時頃~19時頃閉まる店が多い)
(☆印が実際行った店)
地図を見れば分かる通り、旧市街は比較的狭い範囲に碁盤の目のように細い路地が並んでいます。
バルの隣はバル!店内を覗くと目に飛び込んでくるのはカウンターに並ぶピンチョスの数々!
ピンショスとお店の雰囲気でふらりと入店し、お気に入りのバルを見つけるのもバル巡りの醍醐味です。
バル利用方法
1 入店したらカウンター内にいるスタッフと目を合わせ「Hola!」(オラ)と挨拶
2 まずはドリンクを注文
3 カウンターに並ぶピンチョスを選ぶ、もしくは黒板メニューにあるピンチョスをオーダー
4 食べる
5 カウンターにグラスと皿を返却、「la cuenta!」(ラクエンタ)でお会計
6 最後に「Gracias!」(グラシアス)と言ってお店を去る
スムーズにオーダーするためにも料理のスペイン語メモはあった方がいいでしょう。
足元に注目!
立ち食いが殆どですが、もちろん、テーブルがあれば座ってゆっくりもできます。
どのお店にしよう、と悩んだとき、足元に注目!
使用済み紙ナプキンは足元にポイ!するみたいです。 足元が汚れているほど美味しいお店の証だとか。
なんとなく床に捨てることに躊躇してしまうのですが・・・思い切ってポイ!しちゃいました!
バルをご紹介!
10軒のバルを訪問、そのうち印象に残ったバル5軒をご紹介します。
○Gandarias Jatetxea
マッシュルーム(Champiñón)、ヒレ肉(Solomillo)
○La Cuchara de San Telmo
牛ほほ肉の煮込み(Carrilleras)、ヤギチーズ(Queso de Cabra)、フォアグラ(Foie)
○Bar Aralar
生ハム(Jamón Serrano)、カニパイ(Txangurro)、鱈フライ(Bacalao)
○Munto
鱈ソテー(Bacalao)、キノコアヒージョ(Hongo)、スペイン風オムレツ(Tortilla)
○La Vina Bar
チーズケーキ
写真から美味しさは伝わるでしょうか?
どこに入ってもハズレなし!
軽食のはずのバルですが、高級レストランにも引けを取らないクオリティの高さです!
ライバル店同士の料理人がレシピや新しい技法をお互いに教え合い町ぐるみでレベルの底上げを図った戦略が見事功を成し、
『食』で観光客を呼び込むことに成功したサン・セバスチャン。
斬新な料理、芸術的なピンチョスは、見た目でも楽しませてくれます。
さて、どのピンチョスが一番だったでしょうか?それは実際行って検証してみてください!
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