ペットに噛みつかれると聞くと、大抵は犬を思い浮かべますが、実は猫の甘噛みも飼い主にとってはそれなりに深刻な問題です。
特にやんちゃな性格のオス猫の場合、遊びの延長から始まった甘噛みも次第に力が強くなり、飼い主が少量の出血をするほどにまでエスカレートすることもあるほどです。
子猫の甘噛みは、歯の抜け変わり、じゃれる事で社会性を身に着けるなどの理由もありますが、しっかりとしつけをし、治しておかないと、大人になってからも甘噛みの癖が残ってしまう危険があります。
甘噛みの対処法は性格によりけり
猫の甘噛みのしつけ方の方法は大きく2通りあり、一つは甘噛みをした時に猫の鼻に痛みを与えるという方法があります。猫にとって鼻は急所でもあるので、鼻を軽くはじかれるだけでもそれなりの痛みを感じます。
この方法で、甘噛みをすれば自分自身も痛い思いをするという事が理解でき、次第に甘噛みをしないように改善されてゆきます。
この方法が有効な猫の性格は、おだやかで、のんびりしている、性格に攻撃性が無い場合に有効です。気性が荒い、攻撃性のある猫にこの方法を取った場合、かえって強く甘噛みをするようになる、人間の隙をついて攻撃をしかけようとするなどの悪循環に陥ってしまうので、気を付けましょう。
性格が荒く、攻撃的な場合の甘噛みのしつけ方は、「原因不明の存在」を活用します。
このような性格の場合、鼻に痛みを与える、無視をしてサークルに入れるなどの方法はあまり効果がありません。鼻に痛みを与えればより強く反撃に出るようになるでしょう。
サークルに入れれば、飼い主の方が自分より弱く、逃げ帰ったと勘違いしてしまいます。大声で叱るという方法もありますが、さほど気にせずに終わってしまうでしょう。
このような性格の猫は、相手が誰であるかをしっかりと見極めているので、その点を利用し、「だれだかわからないけれども、強く、怖い相手が家の中にいる」と憶えさせるのです。
空き缶やペットボトルに小石やビーズなどを入れ、音のする物を作り猫と遊ぶ時には手の届く場所においておきます。猫が甘噛みをした瞬間に、猫から見えないようにその容器を振り、不快な音を発生させます。
猫がおとなしく撫でられている間はぜったいに音をさせてはいけません。甘噛みをした瞬間にだけ鳴らすのです。もちろん飼い主は、平然とした態度でいなくてはいけません。
このように、反撃できない相手を作る事で、飼い主への反撃を未然に防ぎ、甘噛みを改善させましょう。
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