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幻の刀匠 元重銘入りの刀公開
09月05日 09時43分
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いまの岐阜県関市に刀鍛冶の技術を伝えたとされる幻の刀匠・元重の銘が入った日本刀が静岡県で見つかり、関市で一般に公開されています。
元重は鎌倉時代から南北朝時代にかけていまの関市にあたる美濃国に刀鍛冶の技術を伝えたとされていますが、これまで銘の入った刀は確認されていませんでした。
ところが、今年6月、静岡県の愛好家が元重の銘の入った日本刀を所有していることがわかり、関市が借り受けて市内の関鍛冶伝承館で一般に公開しています。
見つかったのは長さ68センチの太刀で、伝承館では、「年号が入っていないので『元重作』と断定はできないものの、元重が実在した可能性が増す貴重な資料だ」としています。
関市の60代の男性は「元重の銘が入った刀が見つかったのは、関市にとっても刀剣史にとっても一大事だと思います」と話していました。
関鍛冶伝承館の江西奈央美学芸員は「伝説上の人物だった元重の銘を実際に見て歴史を感じてもらいたいです」と話していました。
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