09月05日 09時43分
愛知県高浜市で、老朽化した公民館を取り壊す計画に反対する市民グループが、計画の賛否を問う住民投票の実施に向けて署名を集めた結果、有効な署名数が有権者の3分の1を超えたため11月にも住民投票が行われる見通しとなりました。
高浜市は財政状況が厳しいことから公共施設の集約化の一環で老朽化している中央公民館を取り壊すことを計画しています。
これに対し、市民グループの「高浜の住民自治をめざす会」は新しい施設ができる平成32年まで市民の文化活動への影響が出るなどとして、計画の賛否を問う住民投票の実施に向けて、今年7月から集めた1万4996人の署名を8月、市の選挙管理委員会に提出しました。
選挙管理委員会が審査した結果、4日有効な署名は1万3313人分で、住民投票の請求に必要な有権者の3分の1にあたる1万1844人を上回ることが分かりました。
これを受けて市民グループは住民投票の実施を求めることにしていて、早ければ11月にも投票が行われる見通しです。
「高浜の住民自治をめざす会」の牧信儀会長は「住民投票の実現は画期的であり、市長や市議会には、不信任を意味するものだということを肝に銘じて欲しい」と話しています。
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