とと姉ちゃん 一週間 第22週「常子、星野に夢を語る」 2016.09.04


・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」
商品試験が本格化するにつれ社員だけで行うのが難しくなってきました
(康恵)私に任せな。
(扇田)康恵さん!私みたいな手伝いを連れてくるよ。
子育てに一段落した主婦の友達が結構いてねえ。
どうだい?適任だろ?
(常子)はい。
康恵が集めてくれた主婦たちのおかげでアイロンの商品試験は順調に進んでいきました
(花山)うん…どこも温度の上昇は早いみたいだな。
ああ…外国製よりも小さく設計されてるからですかね。
一方星野のもとに現れたのは…
(星野)お義父さん。
久しぶりだね武蔵君。
再婚だよ。
死ぬ間際言われたんだ。
「あんな不器用な人が仕事も家事もなんてできっこない。
子どもにも母親がいた方がいい。
だからもし数年たってもあの人が一人だったら再婚するよう勧めてほしい」とな。
「あなたの暮し」39号入荷しましたよ。
2か月に及ぶアイロンの商品試験を掲載した最新号は30万部以上を売り上げました。
しかし…
(花山の声)「アカバネは30分後には熱で柄の塗料が溶けてしまいました。
メーカーの完全な設計ミスと言わざるをえません」。
そんな中あなたの暮し出版に一本の電話が
(緑)おしゃれおばちゃま?ちょっとごめんなさい。
(緑)はい。
もしもし。

(青葉)お兄ちゃんがまた具合悪いって。
大樹君…。
常子さん?常子さん…どうして?いやあの…。
大樹君が具合悪いって聞いてそれで…。
(星野)青葉がそんな事言ったのか?どうして常子さんにそんなうそをついたんだ?
(青葉)お父さんが…おばちゃまを呼んじゃ駄目って言うからだから前みたいにお兄ちゃんが具合が悪いって言ったら来てくれると思ったの。
だからといってうそはよくないぞ。
(青葉)ごめんなさい…。
申し訳ありませんでした。
いいんです。
青葉ちゃん謝ってくれましたし。
(星野)でも…。
それに…。
もう…。
何より大樹君が無事でよかった。
僕には妻への後ろめたさがあって…。
僕だけが新たな人生を歩んではいけないと…。
でも…子どもたちにはそんなの関係ないようです。
とても常子さんの事を好いている。
そして…それは僕もです。
もっと会えませんか?もっと…話をさせてもらえませんか?私も…大樹君や青葉ちゃんともっと一緒にいたい。
星野さんとも一緒にいたい。
でも星野さんは亡くなった奥様の事を愛してらっしゃるだろうからご迷惑なんじゃないかなって思ってだから…。
お願いしますね。
はい。
お願いね。
(水田)これもだ。
どうかしました?「電気釜を購入したいが粗悪品が多いとのうわさを聞きどれを購入すればいいか悩んでおります」。
こういう内容の手紙最近多くないですか?
(美子)そういえば私もよく目にする。
(緑)私もです。
大樹の足やけどの痕があるんです。
アチッ!電気釜も試験しましょう。
あの日から常子と星野は一緒に過ごす時間が増えていきました
(星野)なぜ雑誌を作ろうと思ったんですか?えっ?あ〜すみません急に。
いや…。
女の人の役に立つ雑誌を作りたかったんです。
暮らしを守っている女の人を少しでも手助けできればと。
今は「あなたの暮し」でもっともっと暮らしのためになるような事を提案していきたいんです。
夢を持てたんですね。
夢?常子さんはいつも家族や人のためで自分のやりたい事は二の次になさっていた。
そんな常子さんが自分のために自分の夢を追っているのだとしたら僕はとてもうれしいです。
夢…。
そうかもしれませんね。
はい。
私の夢です。
ある日大雨の中常子を訪ねてきたのは…
改めましてアカバネ電器製造の村山と申します。
酒井です。
頂戴致します。
今我が社は窮地に立たされておりまして。
それが私たちの記事のせいだと?「あなたの暮し」の記事によりアイロンの売り上げが激減した事は確かです。
もしもこの上電気釜も商品試験で低い評価を受けたら我が社は立ち行かなくなる。
(酒井の泣き声)どうか我が社の電気釜に低評価をつけるのはやめて頂けませんか?お願いします。
待って下さい。
230人もの我が社の社員を路頭に迷わせる訳にはいかないんです。
あなたも経営者ならそのつらさお分かり頂けますよね?・ちょっと待って下さい。
頭を上げて下さい。

(酒井村山)お願いします!頭を上げて下さい。
(酒井)お願いします!
(ドアが開く音)
(花山)何なんだ君たちは。
泣いている暇があったら商品開発でもしたまえ!うちの記事が原因で会社が倒産したとしてもそれは自分たちの責任だ。
恨むなら会社を恨むんだな。
さっさと帰りなさい。
(村山)待って下さい。
これ以上君たちの泣き言を聞くつもりはない!
(雷鳴)どれがアカバネの電気釜だ?
(寿美子)これです。
(扇田)これが試験の結果です。
4回炊いて一度もうまくいってないんですね。
誇大広告だな。
あっ炊けたみたい。
あっ駄目。
アカバネのは蓋のつまみが熱くなりやすいの。
今まで何人もの人がうっかり触ってやけどしたんだから。
あれ?アカバネってアイロンにも問題がなかった?ええ。
アカバネという会社自体に問題があるのかもしれないわね。
そうですね。
安いから売れてるらしいんだけど商品は決して…。
(扇田)それにさっきのあの連中も気になるしなあ。
(ブザー)ん〜!こんばんは。
お帰りなさい。
お帰りなさい。
うん…。
おばちゃま「ただいま」は?フフフ…ただいま。
ごめんね。
「お帰り」って言われてちょっとうれしくなっちゃった。

(星野)ただいま。
お帰りなさい。
お帰りなさい。
ただいま。
お帰りなさい。
ただいま。
ねえ今度おばちゃまのおうちに遊びに行きたい。
僕も行きたい。
次の日曜日は?あのねそんなに勝手に決めては…。
是非いらして下さい。
いいんですか?私も来てほしいです。
じゃあ次の日曜日に遊びに来てね。
(2人)やった〜!
(君子)星野さんたちがうちに?はい。
すみません。
勝手にお呼びしてしまって。
ううんいいの。
大歓迎よ。
私も。
だったらまり姉ちゃんたちも呼ぼうよ。
そうね。
大昭さんも呼んでもいい?フフフもちろん。
一方あなたの暮し出版には…
何の用だ?何度泣きつかれても君たちの要求を受け入れる事はできんぞ。
本日は我が社の誠意をお見せしようと思って参りました。
(村山)ほんの心付けです。
私どもも御社の商品試験は画期的な企画だと感心しております。
ですので我が社にできうる最大限の支援を…。
断る!金でお宅に都合のいい記事を書けと言いたいようだがあんたらの支援など我々には必要ない。
これでいかがでしょう?話にならんな。
しかしこれなら…。
バカにするのもいい加減にして下さい!あなた方はいい商品を作ろうという生産者としての矜持はないんですか?商品試験はまだ終わっていませんが今のところあなた方の製品はとても褒められたものではありません。
お金で評価を操作しようとするなんて恥ずかしくないんですか!いいでしょう。
お言葉に従い帰ります。
ただ…拒んだ事をきっと後悔する事になりますよ。
常子さんがあそこまで言うとはな。
すみません。
ちょっと腹が立ったので。
いや拍手を送りたくなったよ。
スカッとした!ハハハハハ!うん!
そして約束の日曜日
では…頂きます。
(一同)頂きます。
こんな大勢でごはん食べるなんていつ以来かしら。
本当ですね。
森田屋さんにいた頃まで振り返らないといけないんじゃない?
(鞠子)やっぱり宗吉さんと照代さんにも来て頂きたかったわ。
(南)でも今日も店ありますから。
ああそうか。
俺だけ楽しんでこいってお休みを。
愛されてるのね。
そうですかね…。
おばちゃまねえあ〜んして。
ほら青葉すぐに甘えるのはよしなさい。
いいんですいいんです。
はい青葉ちゃん。
あ〜ん。
あ〜ん。
おいしい?
(青葉)うん。
(ガラスが割れる音)何なの?石?常子さん美子さんちょっと。
ひょっとしてアカバネの仕業じゃ…。
そんな…。
そうかも。
だってこの前「後悔する事になる」って捨てゼリフ吐いたんでしょ?いやだからってこんなひどい事…。
花山さんのおうちにも石が?幸い三枝子にも茜にもけがはなかった。
やっぱりアカバネの仕業ですよ。
そうとしか思えないです。
警察には通報したがアカバネの仕業だという証拠がないので取り合ってはくれなかった。
そんな…。
先日は大樹君と青葉ちゃんに怖い思いをさせてしまい本当に申し訳ありませんでした。
やめて下さい。
常子さんは何も悪くないんですから。
嫌がらせは社員全体にまで広がっています。
だからしばらく星野さんのお宅に伺うのは控えようと思います。
子どもたちにまた何か危険が及んだら…。
しかし常子さんが心配です。
私は大丈夫です。
卑劣な脅迫に屈する訳にはいきませんから。
何かあったらすぐにお電話下さい。
あっ…何かあってからじゃ遅いか。
フフッ。
ありがとうございます。
気を付けます。
では。
常子さん。
できる事なら僕がずっと守ってあげたいです。
…失礼します。
はい。

度重なる嫌がらせについて話し合っていると…
・突然お邪魔します。
下でお声がけしたんですがどなたもいらっしゃらなくて。
あっ!アカバネ電器製造の赤羽根と申します。
立ち聞きをするつもりはなかったんですが石を投げられただの聞こえましたもので。
ええ。
社員たちの家に石を投げ込まれる嫌がらせが立て続けに起こっておりまして。
(赤羽根)しかしそうなったのもあなた方のせいでもあるんじゃないですか?あれだけほかの会社の製品にケチをつけてりゃ恨みを買って当然でしょう。
しかしよくもまあ人が汗水垂らして作った製品をあんなひどい表現で…。
我々が真剣に試験をした結果があの記事だ。
責任を持ってペンをとっている。
そうですか…。
へえ〜。
(どよめき)赤羽根社長。
はいはい。
私たちは屈しませんから。
何をされようが私は社員たちの事を守ってみせます。
どんな卑劣な行為にもとことん戦っていくつもりです。
小橋社長。
社員を守りたいのは私も一緒です。
お帰り下さい。
ええ。
今日はそうします。
ではまた。
みんなジャーナリストとしての誇りを持て。
いいか?「あなたの暮し」は庶民のためのものだ。
我々は庶民のためにならないいかなる権力とも戦わなければならない。
ジャーナリストとしての自覚なくしてはやってはいけないんだ!ペンは剣よりも強い!僕は経理ですがその覚悟です。
俺もやります!私もです。
僕も同じ気持ちです。
俺たちも…戦うぞ!なあ!私たちは何もやましい事はしていないんだから堂々としていましょう!
(一同)はい!生字幕放送でお伝えします2016/09/04(日) 11:00〜11:20
NHK総合1・神戸
とと姉ちゃん 一週間 第22週「常子、星野に夢を語る」[字]

星野家への訪問を控えていた常子(高畑充希)だが、星野(坂口健太郎)の思いを知り、自分も気持ちを打ち明ける。子どもたちを交え、一緒に過ごす時間が増えていく二人。

詳細情報
番組内容
星野家への訪問を控えていた常子(高畑充希)だが、星野(坂口健太郎)の思いを知り、自分も気持ちを打ち明ける。子どもたちを交え、一緒に過ごす時間が増えていく二人。一方「あなたの暮し」は、商品試験の記事で酷評した家電メーカーから恨みを買う。商品の欠陥を指摘されたメーカーによる、常子たちへの脅しが相次ぐ。ある日、メーカーの社長・赤羽根(古田新太)が会社を訪ねてくる。傲慢な態度に、常子と花山(唐沢寿明)は…
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,相楽樹,杉咲花,坂口健太郎,唐沢寿明,古田新太,伊藤淳史
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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