明らかに劣勢だったドナルド・トランプが選挙人投票シェアでじりじりと劣勢を挽回しています。

まず8月18日の時点でのシェアを見るとクリントンが50％でトランプを圧倒していました。

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しかし最新の9月4日の時点ではクリントンのシェアは42％へ下がっています。

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選挙人投票ポイントではクリントンが229ポイント、トランプが154ポイント、不明が155ポイントです。

目先の山場は9月26日にニューヨークで行われる第一回テレビ討論会です。トランプとしては、ここで「あっ」と言わせるディベートを展開して、劣勢を一気に跳ね返したいところです。

ここ数日のトランプは物議を醸しだすような失言を避け、原稿を棒読みするような手堅いスピーチに徹しています。するとトランプの好感度がスルスルと上昇するという現象が起きています。これにはクリントン陣営も危機感を抱いています。

クリントンは9月26日の討論会に向けて政策提言の細部まで周到な準備をしています。その一方でトランプは細かい政策提言を練る事には時間をかけず、テレビに映った時、大統領としてふさわしいイメージ作りに徹している様子です。このへんは元FOX Newsのロジャー・エイルズが助言しているに違いありません。


広瀬隆雄のツイッター：　@hirosetakao